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2017年11月23日木曜日

ニュージーランドの歯科:歯医者は高い!


先日、ニュージーランドに来てから初の歯科診療を受けてきました。


理由としては、昔治療した虫歯の詰め物が取れてしまったから…


水を飲むたびにしみるレベルの穴が開いているのです。


ニュージーランドでしばらく生活した人ならば、歯科診療はお値段が高い!というのをご存知だと思います。


実際高かったです。今回は診療体験談を書いておこうと思います!


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歯科診療:ニュージーランドは歯医者が高い!


日本では、加入必須の健康保険で、歯科診療もカバーされています。


そのため、歯科診療を受けても、自己負担は2-3割。大した診療でなければ、一回2-3000円で収まります。


保険でカバーされない治療(ホワイトニングとか、特殊な目立たない樹脂を使った治療とか…)を行うと、100%自己負担となるためグンとお値段が跳ね上がりますよね。



一方、ニュージーランドでは必須の「国民健康保険」的な物が無く、国民および居住者の医療補助は消費税・収入税から徴収されたなかから出されているようです。


13歳以下の子供の医療は自己負担ゼロだったり、ACCと呼ばれる事故賠償制度では、事故にあった時の医療費が全額カバーされて自己負担がなくなるなど、大変ありがたい制度です。


しかしこの制度には、事故以外での歯科診療や、眼科診療が含まれません。


たぶん、歯科や眼科で良くある治療、つまり虫歯や近眼なんかは、生死に直結しないからだと思いますが…



つまり、事故以外での歯科診療・眼科診療は、100%自己負担となります。


だからニュージーランドで歯医者に行くととても高い治療費を払うことになります。



ちなみに...100%自己負担にしても高くない!?と感じる事も多々あります。あくまで推測ですが、その辺は、歯科医の数ですとか、歯科診療に関わる資材をニュージーランドで購入するコストが関係するのかもしれません。


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ニュージーランドでの歯科診療の流れ


さて、今回私がお世話になった歯科でも、以前主人が利用したことがある歯科でも基本的な流れがありました。


1.診療予約する

2.診察(Examination)

3.診療代金の提示(Quote)

4.治療予約する

5.治療してもらう


1.診療予約

診療時間内に診療予約が必須となります。日本のように予約なしに駆け込んでも、事故以外では見てもらえませんので要注意。


2.診察

始めていく歯科医では、まず基本の診察をしてもらってからの、治療になります。診察では、すべての歯のチェックをしてくれますが、この過程でほとんどの場合レントゲンを1~2枚撮られます。


「他の診察はどうでもよいからとりあえずここだけ治して!」というのはダメなようです。


3.診療代金の提示(Quote)=治療プラン作成

診察結果、必要となる治療を一覧にして、それぞれにいくら掛かるのかを「見積書(予定)」として歯医者さんが提示してくれます。


治療プランとも呼ばれるものです。


なにせ100%自己負担。ここの治療が高いですから、虫歯が複数あったりするとあっという間に10万は越えます。


歯医者さんも、払えない治療をするわけには行かないからでしょう。見積書はバッチリとプリントして渡してくれます。


そして、その上で「予算に合わせて、どの治療をどの順番にするか決めて、また治療予約してね」みたいなことを言われます。



4.治療予約する

治療に掛かるコストを了承した上で、治療を受ける予約をします。


予算があれば、複数の虫歯を一気に治療してもらっても良いでしょう。


5.治療してもらう

ここまで来てやっと治療してもらえます。


治療が終わったら、その分の診療代を払って終了です。



ニュージーランドでの治療の流れの特徴

この様に、診療→見積→治療という流れになります。


良い点としては、自己負担で高い診療費が実際にいくら掛かるのか、治療する前に知らせてもらえる点です。


悪い点としては、何も言わずに診療予約だけしていくと、その日は診療と見積だけで、治療はまた後日となります。


「今すぐに何とかしてほしい虫歯がある!」という場合は、予約の際にその旨を伝えて、診療→見積→何とかしてほしい歯だけでも治療、まで同じ日にしてもらえるように予約を取る必要があります。


また、最初の診察だけで100ドルほどかかります。診察だけでまだ何も治療をしてもらってないのに、100ドル払って家に帰されるというのは、かなり悲しいものがあります。



ニュージーランドの歯医者は高い!実際のお値段は?


さて、では実際にはどれくらい掛かるのでしょうか?


まずは今回お世話になった歯科医の場合です。


診察費 → 100ドル (必須のレントゲン2枚込み)


その後の治療プランとして、


虫歯治療(削って&詰め物、片側のみ) → 240ドル 


虫歯治療(削って&詰め物、両側) → 340ドル


虫歯治療(削って&詰め物、片側のみ) → 240ドル


...となっていました。高いですね!!


詰め物が取れてしまい、早急に直したかった歯は一番上の240ドルの虫歯です。その他に2本虫歯が見つかりました。


私はとにかくこの歯は治療してほしかったため、初診日に治療までお願いして予約してありました。



そのため初診日は、診療&虫歯治療となり、


100+240=340ドル  


合計340ドルの出費となりました。


...


たかだか詰め物が取れたところを1カ所治すのに340ドルは高い!100%自己負担にしても高い…気がする!




ニュージーランドの歯医者は高い!平均的なお値段は?


では、全国平均的なお値段としてはどうなのでしょう?


下記のホームページを参考に調べてみました。

https://www.consumer.org.nz/articles/dentists-fees


2013年の平均

  • レントゲン込みの診療 → 95ドル
  • レントゲン、歯垢とりとクリーニング込みの診療 → 135ドル
  • 虫歯治療(詰め物) → 140~180(材質による)
  • 虫歯治療(かぶせもの) → 350~1300ドル(材質による)


上記は2013年の平均ですが、色々とインフラ傾向にあるニュージーランドなので、2017年の今、もう少し平均価格は上がっているかもしれません。


また、オークランドはニュージーランド全国平均と比べても高くなる傾向にあるようです。


虫歯の治療が必要な場合は、少なくとも診療に100ドル、治療に200ドル以上はかかると思っておいたほうが良いということでしょう。


ちなみに、学生さんならば学割が使える診療所がある場合があります。


大学のキャンパス内にある、又は大学と提携している歯医者などです。学生さんならばぜひ、そのような歯医者を、大学を通じて探してみると良いでしょう。



歯医者によってお値段は違う!


ちなみに、この治療プランによる見積もりは、歯医者さんの言い値となります。


歯医者さんによってこの見積が異なってくるらしく、インターネット上では、「歯医者を変えたら治療の総額が半分で済んだ」みたいな体験談も目にします。


これは、単に虫歯治療当たりの価格が異なるという以外にも、必要な治療をどう判断するか、必要最低限の治療で済ませるかどうか、などによって異なるようです。


いくつかの歯医者さんに掛かって、それぞれの治療プラン&見積もりを見てから判断したい所ですが、見積もりを貰うために必要な診療自体が100ドル掛かるため、そうそう何軒も歯医者を周るわけにもいかなそうです。



中には、「うちはこれくらいの治療費でやってますよ」という治療費リストがホームページで提示されている歯科診療所もあります。


お気に入りのかかりつけ歯医者が無いうちは、上記のような情報や、地元の人の口コミを頼りに歯科を決めると良いかもしれません。



私は今回、急に詰め物が取れたので、地元で良さそうな歯医者さんにしました。治療費云々はともかく、治療はちゃんとしてもらえました。


たかだか虫歯でセカンドオピニオンを得ようとは思わないので、今回はこちらのお医者様で治療を受けましたが、家次回主人が歯医者に行くときはまた別の歯医者を試してみようかとも思っています。


歯科に限らず普通の医者でもそうですが、2~3件比較すると、お医者様の人柄や診療プラン、もちろん治療費の違いなどが分かってくると思っているからです。


何件か見ていくうちに、長くお世話になれる値段・お医者様の感じ共に良い、診療所を見つけられたら良いなと思っています。



ニュージーランドの歯医者まとめ


今回は歯医者の体験談、これからニュージーランドで歯医者に行く人のお役に立てば幸いです。


まとめると

  • ニュージーランドの歯医者は自己負担!(事故のぞき)
  • 診察代は=100ドル~
  • 詰め物での虫歯治療で=200ドル~(他はもっと高い)
  • 診療・治療には予約が必要
  • 初回は診察と見積になるため、治療も即必要ならばその旨を予約時に伝える必要がある

  • ちなみに、今回お世話になったお医者様には、「虫歯治療も高いけど、虫歯を放っておいて悪化すると、次の根幹治療は一本1300ドルからだから」と言われました。


    先のことを考えて、早めに治療しておいた方が良いよ、というアドバイスです。


    ニュージーランドの歯科治療は高いので、日本にいるとき以上に虫歯にならないように頑張る!虫歯になったら早めに何とかする!のが良いようです。


    また、これからニュージーランドに移住する方、歯科治療は日本で済ませておくと絶対お得ですよ!


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    2017年11月15日水曜日

    ニュージーランドで花粉症!とりあえず抗ヒスタミン剤を買ってみた


    ニュージーランドは11月、初夏です!日差しが強くなりだし、天気の良い日の日当たりは肌が熱い!!


    しかしこの季節(春から初夏)に掛けて花粉症もちの私は、くしゃみが止まりません。


    仕方なく花粉症用の薬を購入して凌いでいるので、今日はその体験談を紹介します。



    ニュージーランドでもよくある花粉症


    花粉症は英語でHay Fever(ヘイ・フィーバー)と言いますが、自然の多いニュージーランドでは花粉が多く飛ぶらしく、花粉症になる人も多くいます。


    ニュージーランドでは植林も盛んなようですから、杉やヒノキの花粉も飛んでいるのかもしれません。


    移民系の知り合いのなかでは、「ニュージーランドに住んで数年経過すると(昔は大丈夫だったのに)花粉症を発症する」という噂まで流れました。



    花粉症はアレルギーの1つ。小さい頃からアレルギー体質な私はむしろ「ついに来たか、花粉症」という感覚で、花粉症である事自体は諦めていたのですが、ニュージーランドに越してきてから迎えたこの春、水のような鼻水が止まらず困りました。



    さて、ニュージーランドでも花粉症はよくあることなので、症状を抑える抗ヒスタミン剤も様々な物が市販されています


    ホームドクターに相談して、抗ヒスタミン薬を所要してもらうという手もありますが、薬局で自分で購入できる商品もあります


    今回は、抗ヒスタミン薬は以前使用したことがあったので、同じものを薬局で購入することにしました。



    Histaclear:Cetirizine hydrochloride


    花粉症で抗ヒスタミン剤を求めて薬局に行く場合は、抗ヒスタミン剤=Anti-histamine、花粉症=Hay Feverです


    “I am looking for anti-histamine for my hay fever” とでも言ってお店の方に相談してみましょう。


    抗ヒスタミン剤は副作用として眠気が出るものがありますが、より新しい、第2世代の抗ヒスタミン剤は眠気が出にくくなっています。


    眠気が出ないもの=Non-drowsyの物が欲しいと相談したほうが良いでしょう。


    特に運転したり危険な仕事をする方の抗ヒスタミン剤使用は注意が必要ですから、その旨を含めて薬剤師さんやお医者様に相談しての服用が大切だと思います。



    さて、私が利用している抗ヒスタミン剤はこちらです。


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    Histaclear:ヒスタクリアという商品です。


    主成分はCetirizine hydrochlorideという物質で、一応眠気が出ない種類の抗ヒスタミン剤です。


    セチリジン:Wikipediaページはこちらです。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%81%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%B3



    日本では同様の成分を含む「ジルテック」という商品が第一三共などから発売されているようです。


    私は、こちらの商品を以前利用したことがあり、特に副作用もなく利用できたので、同じ商品を薬局で購入することにしました。


    お値段は30錠(一日一錠なので30日分)で15~20ドルで販売されています。


    利用法としては一日1錠飲むだけなのですが、抗ヒスタミン剤は万が一眠気の副作用が出ることを考慮して、夜に服用する方が多いようです。




    もう一つ紹介すると、同じAFT Pharmaceuticalからの商品で、Fexaclear(フェキサクリア)という商品もあります。


    上記のヒスタクリアとよく似たパッケージですが、黄緑色のパックです。


    こちらの主成分はフェキソフェナジン(Fexofenadine)です。


    フェキソナジンは日本では「アレグラ」という商品で使用されている抗ヒスタミン成分です。


    フェキソフェナジンについてはこちらを参考

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%AD%E3%82%BD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8A%E3%82%B8%E3%83%B3



    どの薬が合うかは個々の体質にもよるのかもしれません。もし日本で「ジルテック」や「アレグラ」を利用したことがあり、あっていた!という人は、それぞれと同じ主成分のお薬から試してみると良いかもしれませんね。



    ニュージーランドで抗ヒスタミン剤を利用した感想


    私はとりあえずヒスタクリアを利用することで、鼻水と目の痒みが軽減されて助かっています。



    ちなみにヒスタクリアは6歳以上から一日一錠服用、2歳~6歳は一日2分の1錠の服用が、使用方法として明記されています


    子供の花粉症でも利用可能なお薬のようです。


    我が家の息子もアレルギー体質なのですが、やはり花粉の季節はよく鼻水・目の痒みが出る他、主人の田舎でほこりっぽいところに行くと目がかゆくなって鼻水が止まらなくなったりします。


    その様な際には、息子(8歳)もこのヒスタクリアを利用しています。鼻水などの症状が軽減されて過ごしやすくなるようです。



    お薬の利用はやはり気を付けなければいけないので、お店の薬剤師・かかりつけ医師との相談をしながら、特に初回の利用の際には様子を見ながら使用することが大切だと思います。


    でも自分に合うお薬さえ見つかれば、薬局でお手軽に購入できるので重宝です。


    以上私の使用しているお薬の紹介ですが、何かの参考になれば幸いです~。



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    2017年11月13日月曜日

    ニュージーランドでインフルエンザの予防接種:リスクの高い人は無料で接種可能!


    ニュージーランド、オークランド在住の我が家。


    先日、かかりつけの医院でインフルエンザの予防接種を受けてきました。


    今回はその体験談と関連情報をご紹介します。



    インフルエンザ対策に予防接種を!


    日本ではこれから冬が来てインフルエンザウイルスが猛威を振るう季節ですよね。


    ニュージーランドでも、日本ほどではないですが、ウイルス性のインフルエンザが冬になると流行ります。


    と言ってもニュージーランドの冬は雨が多くジメジメする地域が多く、インフルエンザウイルスは湿気に弱いため、乾燥する冬の日本の関東地方と比べると、あまり猛威を振るっている印象がありません。


    人口密度も日本の30分の1ですし、人から人への感染も日本に比べればしにくいでしょう。



    それでも一度かかってしまえば、インフルエンザ特有の高熱や、免疫力が低いと合併症を起こす危険があるため、怖い病気であることには変わりがありません


    そのため、ニュージーランドでもインフルエンザウイルスに対する免疫を付けるため、の予防接種を受けることが推奨されています。


    ウイルス性のインフルエンザ=Flu と呼ばれますが、インフルエンザワクチンはFlu vaccinationと言います。


    かかりつけのホームドクター(GP)で予防接種を受けることが出来ます。


    ニュージーランドでもウイルス性インフルエンザの流行時期は冬のため、冬本格化する前の予防接種が最も効果が高いと推奨されています。


    参考ホームぺージ:http://www.influenza.org.nz/



    ニュージーランドでインフルエンザワクチンがタダで受けられる場合がある


    さて、インフルエンザ予防の観点から重要なインフルエンザの予防接種ですが、基本的には任意で、自己負担で接種することになります


    ただし例外として、インフルエンザに罹ることで重症化するリスクを負う人の場合は、無償で接種可能な場合があります


    税金のお財布からインフルエンザワクチン代金を出してくれるというありがたいシステムです。


    これに該当するのは下記の人たちです。


    • 65歳以上の高齢者
    • 心臓系、呼吸器系の持病を持っている場合
    • 腎臓病を患っている場合
    • 糖尿病患者
    • がん患者
    • その他難病に羅漢している方(病名リストあり)
    • 妊婦さん
    • 最近肺炎などの呼吸器官の病気で入院歴のある4歳以下の子供


    さすがに旅行客ではなく、ニュージーランド在住者である必要はあると思われますが、普通にニュージーランドで暮らしていてお医者さんに通う機会のある方ならば、上記の条件を満たせばインフルエンザの予防接種が無料で可能になるようです。


    65歳以上とか、妊婦さんとか、持病のある方など、条件がどれか1つ当てはまる人は結構いそうな感じです。


    無料で予防接種が受けられるというのは、大変ありがたいですね。


    参考文書:http://www.influenza.org.nz/sites/default/files/Eligibility%20Criteria.pdf



    ニュージーランドでのインフルエンザ予防に?日本への帰省前に?予防接種をしておく!


    本来インフルエンザ予防接種はニュージーランドの秋ごろに行うのがベストですが、今回私たちはつい先日=春に行いました。


    理由はズバリ、年末に日本にちょっと帰省するから。


    日本の年末年始って、インフルエンザ流行真っただ中ですよね。


    折角の帰省時に、インフルエンザで寝込むというのは絶対嫌です。人込みに行かないとか、手洗いうがいなどの予防策はもちろん行いますが、予防接種も受けておこうということで、このタイミングでの接種になりました。


    日本に帰ってからインフルエンザの予防接種していては間に合いませんよ!


    インフルエンザの予防接種は接種してから効果が出るまでに2週間以上かかりますから、早めに接種しておくのが大切です



    インフルエンザの予防接種についてはかかりつけのGPで!


    インフルエンザの予防接種は、かかりつけのホームドクター(GP)で受けることができます。


    今回は時季外れの接種となったため、あらかじめGPに相談して、インフルエンザワクチンの在庫を確認しておく必要がありました。


    インフルエンザワクチンの在庫がなければGPが注文してくれるので、その入荷を持っての接種となるそうです。


    私たちは、無償で予防接種を受けられる条件には該当しなかったため、1人25ドルで自己負担で受けました


    日本でインフルエンザワクチンを接種しても1回3000前後が相場だと思うので、比較しても妥当なお値段だと思います。



    ニュージーランドでインフルエンザの予防接種まとめ


    以上、ニュージーランドでインフルエンザの予防接種を受けた体験でした。まとめると、


    • ニュージーランドでも冬がウイルス性インフルエンザの流行シーズン
    • インフルエンザ(ウイルス性)=Flu
    • インフルエンザ予防接種=Flu Vaccine
    • ニュージーランド在住の65歳以上、妊婦さん、持病を持った方はインフルエンザ予防接種が無料で受けられる
    • 自己負担でのインフルエンザ予防接種は25ドル(私たちの場合)
    • インフルエンザ予防接種はかかりつけのホームドクターで(GP)


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    2017年8月16日水曜日

    風邪をひいてニュージーランドで医者にお世話になった話

    最近子供たちの間でも風邪が流行っているな~と感じていましたが… ついに我が家にも上陸し、子供達→主人→私の順に風邪をひきました。最悪です。

    小学校の子供は咳がかなり長く続き、主人はのどが死ぬほど痛い、鼻を嚙むだけで痛いというので、この2人はお医者さんに行ってきました。



    ニュージーランドで一般開業医(GP)に登録する

    ニュージーランドの医療システムとしては、基本的に診察窓口は一般開業医=General PractitionerGPに行きます。Family Doctorファミリードクターとも呼ばれます。

    内科を中心に全般的な診療の出来る開業医で診察をしてもらい、もし必要があると判断されたら、専門医(外科、小児科とか)に紹介状を書いてもらいます。今回のような普通の風邪ならばGPに対応してもらって終わりです。

    特定のGPに登録=Enrolしておくと、登録していない人に比べて若干割安で診察してくれる診療所が多いです。登録する際には、住所とか病歴などを用紙(日本で初診の時に記載するような用紙です)に記載して提出します。

    我が家も家の傍のOOOMedical Centreという名前のところで登録してあります。OOOMedical Centreというような名称の診療所だと、1~3人のお医者様が順番に担当していることが多いです。

    予約制の診療所:すぐには見てもらえず週末に行くことに

    私たちが登録しているOOOMedical Centre予約制で、医者に行くと決めた日の診療枠はすでに埋まっていました。そこで、週末に入ってから土曜日に行くことになりました。

    急ぎの場合はどうするのか?緊急性がある場合は、病院の救急診療所に行くことになるでしょう。そういえば最近、インフルエンザが流行っているらしく、オークランド病院の救急診療所がとても混んでいるという話をニュースでしていましたね。それはそれで行きたくない…

    診療代は大人は高い・子供は無料

    結局仕事も休みの土曜日に診療してもらいました。風邪とのことで、お薬をいくつか処方された主人の診療費は49ドル!高い! 登録患者は本来は39ドルなのですが、土曜診療ということで49ドルに値上げされていました。

    一方息子のほうは、13歳以下は無料となるため、無料!これはありがたいですね。息子は風邪は軽いけど喘息の咳が出始めているとのことで、吸引薬を処方されました。

    お薬は近くの薬局で処方

    処方箋をもらったら近くの薬局に行って薬を購入します。主人のお薬代はなんと60ドル!また高いよ!これは内訳としては、処方薬が18ドル分、その他の一般の薬でお医者様に勧められたものをそのまま購入したのが42ドルでした。

    処方薬1として炎症止めの飲み薬



    処方薬2として同じく炎症止めの、吸引ステロイド剤(らしい)。鼻の穴に入れてシュッと吹き付けるタイプのお薬でした。



    一般のうがい薬(ガラガラ~ってやるやつ)



    耳垢を取る点耳薬(耳垢が溜まりやすい体質であることを、ついでに相談したために処方されたようです。)



    正直、処方箋以外の42ドル分は今必要があるとは思えません。うがい薬ならもっと安いので良くない?と思いましたが…そのまま購入した主人でした。

    一方の息子は吸引ステロイド剤を処方されましたが、13歳以下なのでこちらも無料!ありがたいことです。


    処方された薬をキチンと利用して、二人とも無事に症状が回復してきたところで、私も風邪をひきました。大人の診療代は高いことが分かったので、ビタミンCをたくさん摂取して乗り切りたいと思います。皆さまも風邪にはお気をつけて…



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