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2017年9月24日日曜日

ニュージーランド総選挙:ナショナルNationalが一位で終結・まとめ


9月23日、ニュージーランドでは国政の総選挙がありました!

投票結果もほぼ開票が終わりましたが、今までも第一党であったNational(ナショナル)党が今回も最も議席数を獲得、与党として継続することとなりました。

関連情報をまとめてみました。

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ニュージーランドの国政総選挙:結果まとめ


ほぼ開票が終わり特別票(海外からなどの)を残すのみとなりましたが、結果は下記のようになってます。

National (ナショナル)党: 46%、58議席獲得
Labour(レイバー)党: 35.8%、45議席獲得
NZ First(NZファースト)党: 7.5% 9議席獲得
Green (グリーン)党: 5.9%、7議席獲得
ACT (アクト)党: 0.5%、1議席獲得

参考:http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=11925792
参考://www.electionresults.govt.nz/

ナショナル党が与党の地位を維持も単独過半数獲得はならず


今回ナショナル党が引き続き与党の地位を維持することになりましたが、ナショナル党の獲得議席は58議席でした。

議席数は120なので、ナショナル党だけでの過半数にはぎりぎり届きませんでした。そのため、NZファースト党と協力関係を結んでいくと予想されます

ニュースではひたすら、これによるNZファーストの影響力の重要性、ひいてはNZファーストを引っ張っている党首ウィンストン・ピーター党首の重要性について報じられていました。

ウィンストン党首は移民反対派で、NZファーストという党の名前も「アメリカファースト」のフレーズと被り、一部からはNZのトランプとか呼ばれている人です。

ナショナル党が議会過半数の賛成を得るにはNZファーストの協力が必要なため、報道では「ウィンストンは美味しいところにいる」的な見方がされています。

さて今後どうなることでしょうか?

ナショナル(National)党を勝利に導いたビル・イングリッシュさんってどんな人?


引き続きNationaL党を勝利に導いたビル党首は、1961年12月生まれの55歳です。年齢的にもまさに仕事盛りの政治家と言えると思います。

2016年の12月に前首相だったジョン・キー氏が首相から辞任した際、後任として推薦され、その後の総裁選では他候補が退いたのもあり第39代のNZ首相として就任しました。


南島の中でも南部にあるラムズデンの傍の町で、12人兄弟姉妹の下から2番目として誕生しました(ご両親すごい!)。

ウェリントンのビクトリア大学に進学、在学中からナショナル党の党員のメンバーとなり、青年の内から政治活動に参加しています。

1990年の選挙でナショナル党から出馬・当選を果たし、若い頃から「Rising Star」として着目をされていました。


2000年代にLabour党が与党であった野党時代には、若干39歳で野党としてのNational党のリーダーとして活発に活動していました。

その後党の総裁選で敗北しながらもNational党内の重要なメンバーとして党を支え続けてきたという経歴があります。


若い頃から精力的に政治に関わってきて、まさになるべくして首相になったとも思える方ですね。

ご本人が12人兄弟というのもすごいですが、ビル首相にも奥様との間に6人の子供がいて、子沢山です。

ちなみに主人はこれを知って「6人も子供がいて、党首として選挙に出るエネルギーがあるだけですごい。いや奥さんもすごい」と感心していました。

奥様はお医者さんのようですので、お子さんも頭良いのだろうなーと期待してしまいます。


投票は比例と地区代表に投票するシステム


ちなみに我が家も投票に昨日行ってきました。

9月23日が投票日でしたが、そのほぼ2週間前の月曜日から事前投票が始まっていました。

現在の住所により選挙区が決まり、選挙区ごとの代表選と、比例代表選にそれぞれ投票します。

18歳以上のニュージーランド人・永住者で、ある段階で1年以上ニュージーランドに住んでいた人に投票権があります

一方、ニュージーランド人でも過去3年間ニュージーランドに全くいない場合、永住者なら1年いないと投票できないようです。

参考:http://www.elections.org.nz/voters/enrol-check-or-update-now/who-can-and-cant-enrol

選挙のかなり前から、選挙のための登録を促す催促の手紙が送られてきます。

登録した住所にその後選挙の案内が届き、その案内に沿って最寄りの投票所で投票します。投票所は小学校や中学校などの学校か、コミュニティー会館などです。

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こういう案内がきます。右下の紫色のカードを切り取って持参します。

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投票当日は、送られてきた投票の案内に入っていた「カード」を持っていくだけ。受付で自分の名前と住所を確認され、投票用紙を渡されます。

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投票用紙は選択制で、既に地区代表候補の名前と、比例選挙の党名がかかれているので、それぞれ1つずつ選んでチェックマークを付けるだけです。

日本のように氏名を書く必要はありません。地区の代表名を選んで「チェック」、比例票を入れたい党名を選んで「チェック」で一瞬で終わります。

2017年選挙の投票率は78.8%


今回の2017年総選挙では、投票率は78.8%だったそうです。ほぼ8割、良いですね!(日本と比べると…)

全員は無理でもやはりこれくらいの投票率が欲しい気がします。


選挙前のテレビでは「投票に行こう」という宣伝がありますし、小学校でも総選挙に合わせて生徒会の投票のまねごとをしたりしていました。

主人も親世代に「子供もついでに連れて投票所に行って、投票に行く姿勢を見せときな」と言われてました。

このように「選挙ムード」をみんなで高めていた感じはありましたから、その賜物かもしれません。


以上、今回の選挙のまとめでした。まだ結果が出たばかりで、今後の動向が注目されます。ニュースから目が離せませんね。



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最近のニュースですが収束へ向かっています
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2017年9月18日月曜日

オークランド空港のパイプライン事故により、国際線に影響が出ていることについて:9月24日に修繕

つい先日のこと、オークランド空港を利用する飛行機の燃料を供給するパイプラインに事故があり、現在もオークランド空港発着の国際線と国内線両方で影響が出ています。

こんな大きな影響のある事故なので、もっとじゃんじゃか報道してくれても良さそうな物ですが、少ない気がするのは私だけでしょうか?

私は在留届を出しているオークランド領事館からの連絡で初めて知りました。在留届を出しておくって大事ですね。

この件についての、現時点での情報を少しまとめてみました。

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事の経緯:Marsden Pointのパイプライン事故


オークランド領事館から来た連絡によると、Marsden Pointという場所での採掘事故が原因のようです。

Marsden Pointという場所は、オークランドの北140KMのところにあります。下記に地図を添付しておきます。

Marsden point

Wikipediaによると、Marsden Pointにはニュージーランド唯一の石油精製所があるそうです。ニュージーランドにとってとても重要な場所です。
参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Marsden_Point

こちらのNZハラルド(NZ Herald)の記事によると、

このMarsden pointで9月14日の木曜日、採掘を行っていた業者がカウリの丸太を撤去しようとしたところ、石油のパイプを間違って切ってしまった。

...ということです。

参考:http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=11923227

カウリ(Kauri)というのはニュージーランド原生の木ですが、成長が遅く、その丸太はとても巨大で密度が高く、水に沈むほど重たいといわれる木です。

今でも北の方にはカウリの森が残っていますが、もともとニュージーランド各地に生えていました。

カウリの木はその密度から腐りにくく、その丸太が沼地から引き上げられることもあります。上記の件では、カウリの丸太が土地に埋まっていて、撤去しようとしていたのではないかと推測できます。

このパイプはオークランド空港への燃料の輸送を担っていたため、このパイプが切られてしまったことにより、オークランド空港で燃料が足りなくなるという事態が発生しました。

パイプライン事故によるオークランド空港発着便への影響

上記の記事では、航空機への影響について、下記のような説明もされています。

オークランドに来る飛行機に対して、オークランドで給油しなくても飛び立てるように予備の燃料を積むよう推奨している。

長距離のフライトは、オークランド以外のニュージーランド内外の空港へ行き先を変更している。

そして、石油業者による復旧作業については、下記のように記載されています。

カナダから2人のエンジニアを呼び寄せて(18日本日到着予定)、少しずつパイプの石油輸送量を正常に戻す予定。

石油会社の予想では、復旧には14~18日かかる見通しである。

ガソリンなど陸路に関しては、タンク車で燃料を運べるため影響は出ない。

オークランド空港への燃料の供給ラインはこの1本だけだったため、オークランド空港発着便への影響は避けられないようです。

9月18日現在も多くの便がキャンセルに

急な対応を迫られた航空会社も突然の事件への迅速な対応はむずかしく、残念ながらキャンセルとなる航空便が相次いでいます。

オークランド空港のホームページによると、週末にはニュージーランド国内便・国際便合わせて27便が運航休止となりました。

参考:オークランド空港のホームページ

現在進行形で影響を受けている便や、発着便の予定についてはオークランド空港のホームページから一覧で確認できる他、各航空会社が情報提供に努力しているはずです。

オークランド空港から出発する便

上記のリンク先で確認してみると、これから出発の便の中でも、国際便でやはりキャンセルが目立ちます。

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一番右がオレンジになっているのがすべてキャンセル便です。

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ニュージーランド~日本便への影響は?

幸い、ニュージーランドと日本の間を行き来する直行便では、ニュージーランド航空の便はキャンセルにはなっていないようです。

ニュージーランド航空の公式ホームページによると、(本来は直行便のところを)途中経由地で給油をすることで、運航しているようです

一方、ニュージーランド空港が運航しているニュージーランド国内便の方ではキャンセルが相次いでいます。

そのため、ニュージーランド国内の他の都市へ乗り継ぎには影響が出る可能性が高いです。陸路への変更も余儀なくされてしまうかもしれません。

ニュージーランド航空の今回の件に関わる日本語アナウンスはこちら →https://www.airnewzealand.jp/travel-alerts

ニュージーランド航空運営のニュージーランド国内便:キャンセル予定についてはこちらを参考にしてください。→https://www.airnewzealand.co.nz/travel-alerts#2PuIjuFruk6G6vA7Qy5p

その他の航空会社(シドニー経由など)は、少なくともニュージーランド~シドニー間などで影響が出る可能性があります。

各航空会社からの連絡が無い場合には、直接問い合わせたほうが良いでしょう。

18日現在の今後の予想

報道では、恐らく14~18日は修復に掛かるということでした。

本日付の新しい記事によると、突然のことに航空会社も困惑しており、航空会社各社の対応には偏りがあるようです。旅行客の怒りが募り始めています。

オークランド空港到着前に経由地による必要が出たため旅程の変更を余儀なくされ、ニュージーランド国内便への乗り継ぎが予定通りできなかった人もいれば、フライトがキャンセルとなり次の便に乗って出発できるまで何日も待たされることになる人もいるそうです。

旅行関係者トーマスさん「20年業界にいて、こんなことは今まで初めてだ。2週間後には(ニュージーランドの学校は)学校の長期休暇が始まる。それまでには収束していると良いが…」



また、今回影響を受けたMarsden Pointの石油精製会社であるリファイニング NZのスポークスマンであるグレッグさんによると、

グレッグさん「修復作業は何日もかかるだろう。まだ損傷の全貌を調査している段階だ。周りから避難させ、パイプを調べたうえで修復方法を検討しなければいけない。まだその段階だ。」

とのことです。燃料輸送パイプラインの復旧には予想以上に掛かる可能性もあるのかもしれません。

参考:http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=11923293


追記:9月20日段階

<9月20日追記>
今のところ、オークランド空港のアナウンスでは特に新しい情報はありません。

ニュージーランド航空のトラベルアラートは頻繁に更新され、フライト情報が提供されています。オークランド・成田間の直行便はブリズベン経由で飛んでいるようです。

Refining NZのホームページでは毎日のようにプレスリリースとして経過報告が行われています。9月20日の段階で、パイプの修繕は進んでいるようです。

パイプを通じての燃料の供給再開は9月24日の日中~26日の日中の間の見通しで、供給が再開してから認証&空港への輸送でさらに30時間かかるとの記載がありました。

http://www.refiningnz.com/media/110008/refining_nz_media_release_20_september__pm__2017.pdf

<9月24日追記>
Refining NZのホームページによると、パイプラインの修復作業は順調に進んで、無事最初の燃料がWiriという場所まで到着したようです。

さらに30時間かけてこの燃料のチェック・承認作業があるようですが、それさえ済めば燃料が航空会社へ供給できるようになると予想されます。

修復作業が当初の予想通り順調に進んでいるようで良かったです!

http://www.refiningnz.com/media/110213/refining_nz_media_release_24_september__am__2017.pdf

ニュージーランドの学校の春休みが9月末から始まり多くの旅行客が不安になっていましたが、それにも間に合いそうですね。

最新情報を得るためのまとめ

現在まさに空の移動を予定していた人には大変な状況です。下記に最新情報を手に入れるための参考URLをまとめておきます。

オークランド空港ホームページ(オークランド発着便の運航状況)
https://www.aucklandairport.co.nz/

ニュージーランド航空のトラベルアラート
https://www.airnewzealand.co.nz/travel-alerts#2PuIjuFruk6G6vA7Qy5p

ニュージーランド航空のトラベルアラート日本語サイト
https://www.airnewzealand.jp/travel-alerts

オークランド領事館
http://www.auckland.nz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

オークランド領事館による今回のトラブルについての声明
http://www.auckland.nz.emb-japan.go.jp/files/000290595.pdf

Refining NZ:修理状況についてPress Releaseにて随時発表中
http://www.refiningnz.com/

最新運航状況に関しては、各社航空会社へ問い合わせるのが一番なようです。オークランド航空はTwitterでも情報を公開しています。


<参考まで>
オークランド空港から徒歩で行けるホテル(TripAdvisorサイト)

NZの都市間をバスで移動するなら(Intercityバス会社ホームページ)




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2017年9月13日水曜日

ニュージーランド流のお金の節約術?貯金を増やすために選ばれた方法10選とは

ニュージーランドの新聞社NZハラルドで特集されているポッドキャスト(Podcast)コーナーで、お金関係に関わるコーナー”Cooking the Books podcast”が面白いので、紹介しようと思います。

ちなみに紹介する今回の内容は「お金を節約するみんなの技10選!」。ニュージーランド人はどのような節約をしているのか?興味深い内容です。


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お金に関するお得情報を配信中のNZハラルドのポッドキャスト

ニュージーランドの大手新聞社、NZハラルド(NZ Herald)では、ホームページからも色々な情報を配信しています。

その中でも私がここ数回、注目しているのが、お金に関する情報をまとめたコーナー:”Cooking the Books podcast”

New Zealand Heraldと Newstalk ZBが毎週配信しているようで、内容ではフランシス・クックさんという方が、お金の専門家に色々と話を聞いてレポートするというもの。

毎回お金に関する情報をとりあげており、少し前のエピソードでは、フランシスさんによる新しい株取引会社のスタッフへのインタビューとかもあり、面白いなと思っていました。


さてこのポッドキャスト、今週の内容は「お金を節約するみんなの技、10選!」。これは中々興味深い!と思って早速ポッドキャストを聞いてみたので、その内容をざっくりとご紹介します。

NZハラルドホームページはこちらです。興味の湧いた方はぜひ聞いてみてください。
http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=11921825

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ニュージーランド版:みんなのお金の節約術?

さて、上記ポットキャストでの今回のお題:みんなの節約術。

今までのポッドキャストではその道のプロの方へのインタビューという形をとっているのですが、今回に限っては、フランシスさんが一般人からの情報提供を呼びかけました

そして、Facebookなどを通してフランシスさんへ寄せられたみんなの意見を元に、10の節約術をフランシスさんがまとめました。

節約術に関する情報は日本では色々なのが出ていますよね?ニュージーランドで色々な人が情報を寄せた節約術はどんなものなのでしょうか?

早速、ポッドキャストの中で挙げられていた10選を書きにリスト化してみました。

1. “paying yourself first”  
「まずは自分向けに支払う=給料から天引きで貯蓄用の別口座へ移動させろと言う意味」

2.  “Tracking your spending”
「出費を把握せよ」

3. “Automatic payment for bills, use cash for your spending”
「固定出費は自動口座引き落としで、その他の買い物は現金で」

4. “Cut way back on expensive drinking and food”
「高い食事代と飲み物代は思いっきり減らせ」

5. ”Big saving rather than small ones ”
「小さな節約より、大きな節約を重要視せよ」

6. ”Get smarter about how you buy cloth”
「服は賢く買え」

7. ”Be careful about food price even when you are eating at home”
「家で食べるときも食費に気をつけろ」

8. ”Walk or cycle wherever you can”
「可能な限り歩くか自転車を使え」

9. ”Ditch your gym membership”
「スポーツジムの会員権は放棄だ」

10. ”Get rewarded for your bad habits”
「悪い癖(=どうしても買い物してしまう)にはせめて報酬を得ろ」

…と、ざっとこんな感じでした(すべて意訳)。

うんまあ…「知らなかった!!すごい裏技!!」という感じのは無かったですね(笑)。別の言い方をすれば、すべて日本でも王道の節約術とも言えます。

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ニュージーランド版の節約術を読み解く

今回のポッドキャストでは、一般の人からの節約術を募集したというのは前述の通りです。

フランシスさん曰く「津波のような反応があったわ!」とのこと。その中の厳選10通りの節約術とのことで、ポッドキャストでは色々の人からのコメントも一緒に紹介されています。


上記1~10の節約術についてもう少し追加しておきます。

1~3まではまあ、そのままですね。給料が入ったら即、貯蓄分を目につかない別口座へ移動させるように自動振り込みを設定しておくと、気が付くと貯金が増えていますよ、とのことです。また、家計簿をつけたりなるべく現金で買い物とかは、日本人はよくやっていますが、ニュージーランドでも通じる方法というところでしょうか。

4の「高い食事代と飲み物代は思いっきり減らせ」というのは、特に外食すると高いお酒代と外食自体をやめよう!という意味で、外食ではなくホームパーティーでの社交を勧めています。ニュージーランド人はホームパーティーを頻繁に開く習慣がありますから、現実的ですね。

5は、要は「保険の見直し」とか「パソコンなどの大きな買い物」でうまくすればドカンと節約できるというもの。日々の節約よりもこちらの方が得意という人が何人もいたようです。保険の見直しとかが節約に関わって出てくるのは、日本と同じなのですね。

6の「服は賢く買え」では、季節の終わりのセールで買おう!ということを言っていました。ニュージーランドも四季がある国のため、季節ごとの品ぞろえの変化がありますからね。

これに関しては、ちょうど日本と季節が逆なので、日本へ帰省のついでに季節の終わりのセールで安く服を買ってニュージーランドへ持ってくれば、ちょうどニュージーランドではこれからのシーズン…とかできるかもしれません。

7の「家で食べるときも食費に気をつけろ」では、スーパーでもパックごとの値段に騙されずにキロ単位の値段を把握しよう!(大きいパック=安いでは無い場合があるらしい)という意見がありました。

また、ちょっと勉強になったのは、この関連情報として消費期限の表示にについてです。

Used by:と表記されているのが、日本での「消費期限」にあたり、これを過ぎたものは合法的には売れない食べられないという日付。
Best before:と表記されているのは日本での「賞味期限」にあたり、これを過ぎてもしばらく食べることは可能だけど、味は保証できないよ、という期限。

このUsed byとBest beforeの違いを理解して、Best before:は過ぎちゃったけどまだ食べられるものを捨てて無駄にしないようにしようね、みたいなことを言っていました。

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8のように歩く・自転車に乗るは健康にも良いです。オークランドは駐車料金が馬鹿にならないですから、確かに節約になるのは間違いないですが… 

高速道路の車道を自転車で走るのすごく怖いですよね。ニュージーランドでの自転車は日本より大変危険に見えて私は中々… 乗る方は本当に気を付けて利用してくださいね。


9はフランシスさん個人の経験から、「スポーツジムの会費を払うよりも、Youtubeでただで色々なエクササイズを見たほうが良かった」ということでした。これは好みが別れそうな気も…

そして最後の10.「悪い癖(=どうしても買い物してしまう)にはせめて報酬を得ろ」については、どうしても買い物しなきゃいけないならクレジットカードでポイント貯めるとか、そういう報酬を得られる買い方をしよう、という意味でした。

フランシスさんはこれに関しては、気を付けないとクレジットカードの年会費や利息で利益が吹っ飛ぶからよく調べてましょう、と言っていました。職場のユニオン(Union)経由で参加したクレジットカードは年会費が割安または無料になる場合があるようです。

上記は一部抜粋ですが、興味の湧いた方はぜひ元のポッドキャストを聞いてみてください。

同じシリーズの他のエピソードも、興味深いものが多くてお勧めですよ。

節約術は世界共通…?

以上、今回はポッドキャストで聞いたニュージーランド版の節約術について紹介してみました。

感想としては、王道の節約術は意外と日本もニュージーランドも変わらないんだなぁ…ということ。でもそれは言い方を変えれば、日本で通じる節約ノウハウはニュージーランドでも役に立つという意味かもしれません。

日本で発行されている家計簿関連のグッズとか、節約関連のアイデアとか、すごくわかりやすくて良いものたくさんありますよね。見直してみようかな…

日本の本やノウハウを見返してみて、ニュージーランドでも当てはまるものをどんどん実践していくのが節約の早道かもしれないと思いました。


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2017年8月11日金曜日

ニュージーランドの不動産、物件販売数が昨年7月に比べて1/4も減少!



今朝いつものようにニュージーランドのニュースをNew Zealand Heraldのホームページでチェックしていると、気になるタイトルが!
Plummeting house sales prompt plea for lending squeeze to end

「住宅物件販が急落、住宅ローンの締め付け解除へ嘆願の声」

*思いっきり意訳です汗
元記事はぜひNew Zealand Heraldのホームページからご覧ください。



記事内容の要点


  • ニュージーランドの不動産協会が今朝(2017年8月11日)、2017年7月分の不動産の統計を発表した
  • それによると、昨年2016年の7月に比べて、販売数が24.5%も減っていた
  • 不動産協会は銀行による住宅ローン条件の締め付けと、その他の環境的理由が原因と考える
  • オークランドの物件販売価格の中央値は$830,000で若干減少
  • オークランドの物件販売数は先月(20176月)に比べて8.8%減少
  • ワイカトエリア、ウェリントン、ベイオブプレンティ―エリアなどでも物件販売数
    が先月(20176月)に比べて減少した

...といった内容のものでした。 

ニュージーランドの不動産協会=REINZの統計情報

今回のニュースは主にニュージーランドの不動産協会による統計データに関するものでした。ニュージーランドの不動産協会とは、Real Estate Institute New Zealandの略でREINZと呼ばれています。メンバー登録?とかもあるようで色々活動をしているようですが、申し訳ないことに紹介できるほど私は良く知りません(今後勉強していきたいです!)。

しかしその重要なお仕事の一つとして、不動産販売に関する統計を公開しています。ホームページに公開されているので、誰でも閲覧可能です。

こちらで見れます。PRESS RELEASE - July 2017というやつですね。

PDFファイルが提供されており、5ページのレポート記事としてまとまっているので読みやすいですね。それでも不動産情報に疎い私としては、読んだところで?って感じはありますが…

販売数が去年に比べて激減!オークランドでも

不動産売買数の減少は、数か月前からちょくちょくとインターネット上でニュース記事になっていました。昨年から住宅ローンの借り入れの条件が厳しくなった効果が出ていると言われています。

かと言って住宅の価格が急に落ちるわけではありません。家を売りたい人にとっては、去年よりも売り手が決まるまでに長い時間がかかったり、住宅販売のオークションの際に人を集めるのが大変だったりという苦労が増えたようです。

販売数が落ちると、不動産業の側としては販売を仲介することで収入が減るわけですから困るでしょうね…

この銀行による住宅ローン条件の締め付けとは?

ニュージーランドでは近年、あまりに不動産売買が過熱して価格が高騰していたので、これを緩和させるために、国のReserve Bankが住宅ローンの貸付の条件を厳しくしました。調べたところこの締め付けは2016年の10からだそうなので、まだ最近始まったのですね。

どのような条件になったのかについては、Reserve Bankのホームページが1目でわかりやすい図を作ってくれてあります。こちら⇒


  • 自分で住む住宅を購入する場合は、住宅価格の最低20を頭金とすること(=最高で購入価格の80%までしか借りられない)
  • 投資物件(賃貸用)を購入する場合は、住宅価格の最低40を頭金とすること(=最高で購入価格の60%までしか借りられない)
  • 例外的に頭金が少なくても貸して良い枠も設けるが、住宅用物件の場合はローン案件全体の10%まで、投資用で5%までですよ。

…というものです。

現金資金がガッツリないと不動産を購入できなくなった

つまり、NZD800,000ドルの物件を購入する場合、自分が住むなら160,000 ドル、賃貸用なら320,000ドル、最初にポーンと払えるように準備しておかないといけないということで、購入のハードルを上げたものです。

今までは、自分の住宅を既に持っている人がそれを担保にローンを組み直して賃貸用物件を次々に買うというパターンが多かったようですが、頭金が高くなったことで難易度があがりました。一方、自分の初住宅を購入したい子育て世代にとっても、貯めなければいけない頭金が増えたので大変なのはもちろんです。

販売数が20177月は特に落ち込んだ他の理由とは?

どう考えても主な理由は上記の住宅ローンの貸付条件締め付けだと思いますが、Heraldの記事やREINZのレポートによれば、他にも特に7月は売れにくかった理由があるそうです。

  • 今年の7月は学校の長期休暇があった →家族旅行などで不動産販売どこじゃ無かった家族が多かったのかな?
  • 今年の7月は選挙がもうすぐ →投資家は選挙の動向を見据えるために選挙前は動きが鈍るらしいです。
  • 今年の7月は記録的な雨の量だった -→これは…やはり天気が良いほうがオープンハウスとかにも人が入りやすいし、物件に対して良い印象を持ちやすいのかな?(住宅購入経験無いからわからないけど



今後の不動産業界はどうなるのか…

さて上記のNZ Heraldの記事に戻りますが、記事のタイトルではまるで不動産業界が「ホームローンの貸付緩和して~」と叫び声を挙げているような印象でしたが、別にそういう声明を挙げた、とかでは無さそうですね。

まだ銀行によるローン締め付けが始まって時期が早いですし、オークランドに住む一個人としては、これで住宅の価格が落ち着いて最終的には購入しやすくなるなら良いなぁと思います。

だって「オークランドの物件販売価格の中央値は$830,000」って十分高いでしょう~。どこかのネットニュースで見ましたが、オークランドは「平均給与のわりに住宅価格が高く住宅購入しにくい都市」の世界ランキング上位らしいですし…

最近私が住んでいるオークランド郊外の住宅街でも本当に物件販売、オープンハウスの立て札を良く見ます。これが示すのはまだまだ不動産販売が活気があるということなのか、それとも不動産販売に苦戦していて立て札が溜まっていっているのか?今後の動向が気になるところです。

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2017年7月4日火曜日

ニュージーランドで食べ物の値段が高騰中!




さて、先日ニュージーランドの新聞紙ハラルドのオンライン版で、次のようなニュースを目にしました。

“'Rip off alright!' Kiwis in Aussie shocked at New Zealand food prices”
意訳して、「ぼったくりだ!」オーストラリアに住むキウィ(ニュージーランド人)、ニュージーランドの食べ物の値段にびっくり!という題名の記事です。

記事によると、ニュージーランドに住む人がSNSサービスFacebook上で、スーパーで撮った商品価格の写真を載せたところ大反響!
その写真では、ブロッコリーが1NZ$3.69500グラムのバターが1NZ$5.19、サツマイモが1キロあたりNZ$8.29、アボカド1NZ$4.99、キュウリ1NZ$3.69、他が表示されていたそうです。

これに対し、
「高い!」
「賃金が上がっているわけでもないのに!」
「ぼったくりだ!メルボルンではその半額だわ!」
などと、オーストラリアに住んでいるニュージーランド人からは驚きの声が上がった…とのことです。

食料品たちの値段は確かに高くなっている

この記事に対しての私の感想は…「ですよねー!!泣」。こうして改めて記事にされると、なかなか衝撃的ですが、ニュージーランドに住んでいる身としては、この食料品の価格高騰はみにヒシヒシと感じていました。

実際、アボカドとかCountdownでは一つNZ$6.50で売っているのを見た時は、あり得ない高さ!と思いました。私の記憶では、何年か前には1NZ1.50とかせいぜいオフシーズンでも3ドルくらいだった気がします。

先の記事に出ていたブロッコリーも、3ドル代、キュウリも一本3ドル代が普通です。きゃべつもやはり、丸ごと1個で4.90ドルとかそれくらいしています。調理済みのものでなく、毎日使う食材としての野菜でこの価格は、なかなか厳しいものがあります。

最近関連ニュースとして、Kumara(サツマイモ)がキロあたり8.99ドル前後する、というサツマイモの価格高騰が話題になっていました。前述の記事でもサツマイモは上がっていますね。これはインフラに加えて不作の影響もあるということを、下記の別の記事では説明されています。この記事によると。サツマイモは輸入は禁止されているため、ニュージーランド国内で不作になると価格がもろに影響を受ける、とのことです。
http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=11871402

野菜の値段が農作物の不作のせいで上がるのは仕方ありませんが…価格高騰がどうか長くは続かないことを祈るばかりですね。健康のためにも野菜を食べないわけにはいきませんから、何とか上手にやりくりしていくしかないでしょう。日本にいてもニュージーランドにいても、食費にやりくりが家庭を悩ませるのは共通ということでしょうか…

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