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2018年9月18日火曜日

どう選ぶ?ニュージーランドの中学校... その1


ご無沙汰しております。共働きを始めて忙しくなり、中々ブログの更新を出来ずにいて申し訳ありません。


そんな中先日、地元のママ友と子供の中学校の話になりました。


我が子もあと数年で中学校、日本とは少し異なるニュージーランドの中学校選びとは?


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中学校=Intermediate Schoolとは


上記の通り一緒にお話をした現地のママ友さん。


彼女には現在中学校にいるお嬢さんと、小学生の息子さんがいます。


彼女の息子さんと私の息子が同じ小学校に通っており、仲良くなったわけです。


てっきり彼女の娘さんについては、この地区で一番近い某Intermediate Schoolへ通っていると思っていたのですが…話を聞いてみたところ、


「うちの娘は、City中心部にある某カトリックの女子中高一貫へいっているのよ」


…とのこと!


なんと!私学でしたか、と聞き返したところ、私学では無く公立のカトリックの女子学校だとのこと。そういうのもあるのですね。


ここで気になるのは、私たちの家のある地区からオークランドCity中心部まではかなり距離があるということ。


娘さんは車で送迎しているそうです。たぶん車で20-30分は掛かると思われます。


そうまでしてカトリックの学校へ通わせたかったのでしょうか?


ママ友さんがわざわざ遠い中学へ子供を通わせるその理由とは?


そこで聞いてみました。「わざわざ遠い学校を選んだ理由をお聞きしても構いませんか?」と。


もう少し突っ込むならば、どうして家の傍のIntermediate schoolへ入学させなかったのか…という理由があれば聞きたかったわけです。


人の良いママ友さんから帰ってきた答えをまとめるとこうでした。


  • ニュージーランドの中学校(Intermediate School)は2年間しかない。つまり2年したらIntermediate schoolをまた卒業し、High schoolなりcollegeなりに入学しないといけない。


  • これは正直子供にとっても変化が多くて大変。


  • その点、ママ友さんの選んだ女子中は中高一貫であるため、2年中学へ行った後も同じ敷地内の高校へ進学できる。


  • ママ友さん一家はカトリックだからカトリック学校に入ること自体も希望していた。


  • 唯一気になる点としては、本当は共学が良かったんだけどね~


…なるほど。参考になります.


ちなみに上記ママ友さんの娘さんが通っている女子校は、公立です。公立ですがカトリックで、かつ中高一貫なのです。


ニュージーランドの中学高校は、学校により形態がかなり異なる


上記のママさんの話からも分かるように、ニュージーランドの中高学校は、学校によってかなり形態が異なるようです。


他の方はどうなのかなと思い、職場のママ友さんにも話を聞いたところ、彼女の息子さんは、小中一貫の公立学校に通っているとのこと。


そのため、やはり中学校だけ2年間異なる場所に行くのではなく、小学校から中学校までぶっ続けで同じ場所に通い、高校入学の機会に別の学校へ移るそうです。


同じ公立なのに、小中一貫、中高一貫、中高別々の学校があるのですね。



2年間だけ中学校だと慣れたころに卒業になってしまう… これ、そのままうちの息子にも問題になってくると思います。


我が家の息子は小学校に慣れるのにも時間がかかりました。


上記ママ友さんたちの話を聞きながら、出来るならば我が家も…中高一貫に通わせたいと感じるようになりました


しかしそうなると、家からは車の距離で探す必要がありそうです。



中高によっては、公立でも人気があれば学区が狭く(厳しく)決まっていたり、選別があったりするでしょう。


これはかなり情報を集めて考える必要がありそうです!


これから1年ほどかけてじっくりと、息子の通う中学校探しをして行きたいと思います!

2017年8月25日金曜日

海外の学校で日本文化を紹介する機会について

海外に住んでいると、日本人として日本の文化を紹介する機会というのが出てくるものです。我が家も最近、息子の小学校でインターナショナル・デイなるイベントがあったので、親として参加してきました。


学校のイベントとしての国際文化交流の日

移民を多く抱えるニュージーランドでは、人々の文化の違いを大事にしています。そのため、学校や公共のイベントとして、国際文化交流の日が設けられています。「インターナショナル・デー=International Day」とか、「カルチャー・デー=Culture Dayと呼ばれる特別な日です。

この様なイベントでは、自国の伝統衣装を着ての登校が出来ます。学校によっては、ボランティアやスタッフによる伝統文化紹介が行われたり、子供たち自身が発表を行ったりと、その内容は様々です

同様のイベントは、オーストラリアやアメリカ、イギリスなど色々な国で行われています。現地の人の日本文化への関心が高まることはもちろん、自分たちと違う他の文化について知ったり、これをきっかけに親交を深め事のできる良い機会です。

息子の小学校のインターナショナル・デー

息子の小学校でも先日、「インターナショナル・デー」が開かれました。子供たちは様々な衣装で登校することが推奨され、我が家の息子も持参していた男の子用の着物をバッチリと着込んで行きました。

この日はボランティアの親御さんによる様々な文化の紹介コーナーというのもありました。決められた時間の中で、子供たちが順番にそれぞれの文化のブースを周って、色々な体験をしてみるというような流れになっており、それぞれの文化ブースでボランティアの親御さんが体験活動を用意しています。

参加するボランティアは事前に手紙で募集しており、私も参加してきました。アジア系のブースが多いのかな~と思いきや、ポリネシア系の文化・ヨーロッパ系の文化のブースがずらっと並んでいました。南米出身の方々も多く参加されていました。改めてニュージーランドに住む人々の文化の多様性を感じられました。

それぞれのブースでは各国の旗を飾ったり、民族衣装を飾ったり、伝統のおもちゃが置いてあったり… パフォーマンスをしているお母さんもいらっしゃいました。ボランティアの親御さんたち、みんなすごい気合入っていました!


日本の文化としては何を紹介する?

さて海外で(日本でも)このような文化的ないイベントがあって、日本の文化を紹介する場合、何をしたら良いのでしょう?一口に日本文化といっても色々あるため、可能性としては無制限です。今回は小学校でのイベントのため、下記のような点に注意しようと考えました。

  • イベントに使える時間・場所… 時間や場所のスペースに対して、内容を詰め込みすぎない方が良い。
  • 予算の関係
  • 子供の年齢
  • 子供が興味を持ちそうな内容かどうか。
  • 子供はお土産が好き …たとえカード一枚でも、何か1人1枚(個)持ち帰れるお土産があると子供の心にも残りやすい。
  • 子供自身が体験できるか …見るだけよりも子供自身が触ったり体験できた方が印象に残るため。
  • 食べ物は色々と問題あり …アレルギー・宗教など色々多様なので食べ物の提供はしない方が無難。息子の小学校では食べ物系は禁止されていました。
  • 危なく無い …思わぬ使い方をします。壊れやすいものや危ないものを使うのはやめましょう。
ここで、もしご自身が日本の踊りとか音楽(太鼓なんか良いですよね~)、空手などの武道に長けている場合は、それを披露したり教えてあげればとても喜ぶと思います。が、私はそのような素敵なスキルは無いため、簡単かつ子供が喜びそうな活動を考えてみました。

  • 日本の遊び(必要な物:けん玉、コマ、お手玉)
  • 日本語でカードに名前を書いてあげる・または一緒に書く(必要な物:紙、ペン)
  • お習字体験(必要な物:習字用の紙と筆、墨汁)
  • 下駄をはいて歩いてみる(必要な物:下駄)
  • 紙飛行機を作る(必要な物:紙)
  • 折り紙で手裏剣やお花などを作る(必要な物:折り紙)
  • 着物を飾る・羽織らせてあげる(必要な物:着物)


このほかにもアニメなんかも日本が誇るべき文化なので、うまく使えないかな~と考えてみましたが、今回は利用を見送りました。ちなみに、上記で必要な日本の物(習字道具など)はオークランドのダイソー(DAISOJapanMartでかなり色々と入手できると思います。


日本の誇る折り紙という文化を紹介することに

さて色々とアイデアを出して悩んだ末、折り紙のディスプレイを作って、すごく簡単な折り紙の作り方も紹介することにしました。折り紙は事前にオークランドのダイソーで安く購入できることを確認しているので、材料調達のめどがついていたことと、一緒に作った折り紙をお土産として子供が持ち帰れることが決めてとなりました。

折り紙はORIGAMIとして海外でも浸透しつつあり、最近では折り紙を知っている・やったことのあるニュージーランドの小学生も多いです。しかし、幼児時期から折り紙に親しんで育った子が多い日本と比べるとまだまだ経験値が少なく、折り紙自体が初めて!という子も多いので、もし子供と一緒に作る場合には、簡単な物を題材として挙げる必要があります。

これは実際に子供たちといくつか作ってみてもとても感じました。折り鶴はかなり難易度が高い部類に入り小学校高学年(10歳~)でも苦労しました。より小さい子の多いイベントではおススメできません。

折り紙の折り方を紹介したホームページはたくさんありますから、その中から「幼稚園児向け」とされる極めて簡単な物を選ぶと、様々な年齢の子が作りやすくて良いです。

ニュージーランドの子供たちの間ではポケモンが根強く人気がありますから、幼児向けの簡単な「キツネ」とか「ネコ」の顔をおって、かわいい顔を書いてあげてピカチューということにしてあげたりするのは簡単で喜ぶ良いアイデアだと思いました。あとはコマとか、手裏剣などは遊べるので反応が良かったです。

教える方は中々大変でしたが、結果として子供たちが喜んでくれて良かったです。嬉しそうに自分で作った折り紙を持って帰る子供達を見て大変ほほえましく、参加した私も楽しい一日でした。

これから留学・海外移住する方は…

この様なイベント、特に学校や身近な地域で開かれているものに積極的に参加してみるのは、私は「海外に住む日本人」として大切なことだと思います。参加に踏み切るのにちょっと勇気がいりますが、いざ参加してみると意外と自分自身も楽しめますし、そこから新しい出会いがあったりもします。また小学校のイベントなんかは特に、自分の家の子が一番喜びます。「僕のママが来てる~!」といった感じで…(笑)

ニュージーランドに限らず、この様な国際交流のイベントを地域や学校中心に積極的に行う国は多いと思います。(日本でも「OOO文化デー」みたいなイベントはたまにありますよね。)

これから海外に留学や移住をする予定のある人は、長期間海外に滞在するとこのような「日本文化を紹介する機会」に出会うことを念頭に入れておくと良いかもしれません。安物で構わないので、自分用の浴衣を一着とか、何か文化的な小道具(玩具とか)を持参することをお勧めします。このようなイベントがあった場合に大いに役に立ちます。


2017年8月10日木曜日

ニュージーランドの幼稚園は週3回無料!?



我が家の息子も3歳になり、近所の幼稚園に行くようになりました。そうなってから知ったのですが、何とニュージーランドでは3歳~5歳の子供は、16時間x週3回まで無料で幼稚園に行くことができるという、とてもありがたいシステムがあります。





幼児教育全般=ECEとは?

日本では幼児が行く保育施設を、託児所や幼稚園、保育園といったように形態ごとに呼び分けていますね。ニュージーランドでは、幼稚園(=Preschool)や保育園(=Daycare)といった個別の呼び方以外に、幼児教育全般をひっるめてEarly childhood education、略してECEと呼びます

特定の条件を満たして認可された保育園や幼稚園は、幼児が集団生活を学ぶ場としてECEサービス施設(=ECE Services)と呼ばれます。このECE Servicesは政府から認可施設としての補助金を受け取ることができます。

3歳以上の子供は週20時間まで無料で幼稚園に行ける

ニュージーランドでは、ニュージーランド国内に住むすべての子供が3歳以上になると、1週間あたり20時間までこのECE Serviceを無料で受けることができます。

厳密には、認可されたECE Serviceで週20時間保育を受ける分のコストが、政府からの補助金によって賄われます。この補助金の大元をたどれば税金なわけですが、このように子供の保育に還元してくれるというのは、子育て世代には大変ありがたいですね。

対象となるのは、国籍など関係なくすべての子供となっており、ニュージーランドに住んでいる日本人の子供でももちろん対象になります。20時間無料が適応になるのは年の初めとか学期とか関係なく、子供が3歳になった時点からです。子供が3歳の誕生日を迎えたら、自宅の傍のECE Serviceを探して週20時間、通わせて貰いましょう。

ECE20時間無料に関するホームページはこちら⇒



20時間無料の時間配分は施設ごとに異なる

さて週20時間無料と聞くと、合計20時間まではいつでも子供を保育してもらえるようですが、それは違います。子供を預ける施設によって、基本的な預かり時間帯が各施設ごとに設定されているからです

施設ごとに、午前コースなら何時から何時まで、一日コースなら何時から何時まで、と言うように保育時間の枠が設定されています。ECE認可の施設はそれなりの規模の幼稚園・保育園が多いですが、そのような施設では好きな時間から好きな時間まで預かってくれるところはほとんどありません。

加えてECEの無料時間にも、一日の無料ECEの上限は6時間までという利用法の制限が設けられています。一日朝から晩まで8時間の保育をすべて無料ECEでカバーはできません。

Preschoolは日本でいう幼稚園

日本の幼稚園に該当するニュージーランドの施設はPreschoolと呼ばれています。3歳前後~5歳前後の未就学児を対象とした保育施設で、2歳以下の赤ちゃんの受け入れはしていません。保育時間も決まっており、9時頃開園~午後3時閉園や、8時半開園~午後2時半閉園といった学校時間に合わせた6時間くらいの保育時間が多いです。

中には8時間保育を行っている幼稚園もありますが、私立で費用も高めのところが多い印象があります。9時よりも前から3時過ぎの保育が必要な場合、02歳児の保育が必要な場合は、Preschoolではなく日本でいう保育園い当たるDaycareKindergardenを探す必要があります


幼稚園(Preschool)なら週3回無料で通える!

では幼稚園に無料で通う具体的な場合を想定してみましょう。ある幼稚園=Preschoolでは朝9時~午後3時が基本時間で、この幼稚園に通園するとなると一日当たり丁度6時間の保育となります。

20時間の無料範囲となると、6時間x3日=18時間となり、週3日間まで幼稚園に無料で通えるということになります。え、週20時間までに2時間余る?計算上はそうなのですが、幼稚園は残り2時間分だけの保育はしてくれません。

…というわけで、20時間無料ECCを幼稚園で受ける場合は、週3日間まで無料で通えるということになります。

幼稚園は週3日?週5日?

以上のように週3日無料で幼稚園に通えますが、では月~金5日間の残りの2日間は?というと、これには2パターンあります。

まずは無料の3日間分だけ幼稚園に通い、残りの2日間は家にいるというパターン。これならば保育料は余計にかかりませんが、親が2日間面倒を見る必要がありますね。

「え~、日本なら幼稚園は月~金あるのに、ニュージーランドでは幼稚園の間は週3だけ?」「週に 2日は完全自宅保育になるのはつらいなぁ」と思うかもしれません。しかし、ニュージーランドでは5歳になったら小学校に週5日間、通い出します3日だけ幼稚園+週2日は自宅家という生活スタイルを送るのは、3歳から5歳までのせいぜい2年間ということです。

5歳になるまでだから、割り切って無料の3日間だけ幼稚園に通えれば十分という考え方もありますね。同じ幼稚園の子の親御さんを見る限りでは、このパターンが多いようです。

もう一つは、幼稚園に自費で残りの2日間も通わせるという手です。これについては、実施状況や価格が施設ごとに大きく違います。ざっと調べただけでも、幼稚園(または保育園)ごとに一日当たりの価格が40ドル台~90ドル台と大きく違います。利用を検討している施設ごとに、詳細について問い合わせるしかないでしょう。

幼稚園に週3、無料ECEで通う場合は費用はすべて無料?

では、無料ECEでカバーされる範囲内で幼稚園に通う分には完全に負担はゼロか?というと、そうでもありません。無料ECEが提供されるのはあくまで週20時間の基本の保育料ですので、場合によっては追加の料金が掛かることがあります。

たとえば、最初に幼稚園・保育園に入園する際の入学金的な諸費用が掛かる施設もあります。他には、多くの幼稚園では園で使用する園児用の文房具(フォルダーだったり、引き出しとか、園によって違いますが)を最初に購入する必要があり、これは保護者が自費で払う必要があります。

給食がある保育施設ならば、給食代はECE無料とは別に親が自費で払う必要があります。遠足、スポーツ教室など何か特別教室が保育施設で開催され、そのための特別な参加料は別途支払う必要があります。

他にも、多くの幼稚園・保育園では、運営の補助をするために寄付金も募っています。寄付金集めを親も手伝う場合と、親が寄付金を直接保育施設に支払う場合、両方の方法を併用している場合とあります。

幼稚園に週3回通わせる基本の保育料は無料でも、ちょこちょことした出費は1年を通してあると考えて良いでしょう。この辺に関しては、幼稚園のスタッフや、その幼稚園に通う親御さんに具体的に聞いてみるのが一番です。

それでも週3無料は大助かり!

さてうちの子供も、3歳になったので一日6時間、週3回幼稚園に通っています。慣れないうちは泣いて嫌がっていましたが、半年たった今はお友達もでき、お迎えに行くと「幼稚園、楽しかったー」と楽しそうに話してくれるようになりました。

3とは言え、基本無料は大変ありがたいです。長男が日本の幼稚園に通っていたときは、一日6時間(9時~3時)を週5で月3万円くらい掛かっていましたから、3まででも無料ってすごいと思います。

子供が集団生活を学ぶ場として重要なのはもちろん、親にとっても子供から週3回解放されて使える時間が増えるのは大変ありがたいですね。ニュージーランドで子育てをする方&する予定の方は、子供の3歳の誕生日が視野に入ったら、近くの幼稚園を見学に行ってみましょう!

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