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2018年10月22日月曜日

ニュージーランドレシピ!?フェアリートースト・フェアリーブレッド


我が家の次男は現在、ニュージーランドの保育園に通っています。


この保育園では朝のおやつ(Morning Tea)とお昼ごはん(Lunch)を提供してくれます。


私がお弁当を作る必要が無く大変ありがたいです。



その次男が、何とこの保育園で、お気に入りのレシピを見つけてきて教えてくれました。


その名も「フェアリーブレッド(妖精のパン)」!


フ...フェアリー??


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ある日次男が食べたがったフェアリーブレッド


保育園から帰ってきた次男が一生懸命言うのです。


「フェアリーブレッド食べたい!」


…フェアリーブレッド?妖精パン?何じゃそりゃ!?


詳細を次男に聞いてみると、まずは食パンを指さしてくれます。「そこにマーガリンを塗る!」


そして、お菓子の材料が置いてある棚を指さしているではありませんか。


彼の指の先にあったのは...



100s&1000s!!


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クッキーやマフィンの上に散らばせたりする、カラフルな砂糖ですね。



そこまでヒントが出たところで、ニュージーランド人である主人が「あー!なーるーほーどー!(日本語)」


主人&次男によると、食パンにマーガリンを塗って、100s&1000sをたっぷりと振りかけて虹色にしたものを、フェアリーブレッドというそうです。



体に悪そう...


まあでも、日本でもシュガートーストとか作りますからね。要はそれと同じです。


フェアリーブレッド・フェアリートーストの作り方!


1.フェアリートーストにする場合は食パンをトーストします!フェアリーブレッドの場合はそのままで用意します。


2.食パン(またはトースト)にマーガリンをたっぷり塗ります。


3.その上に100s&1000sをびっしりと振りかけます!(ケチらず!)


4.切り目をいれて四等分にして出来上がり!我が家の次男は対角線で切って3角形にする4等分しか受け入れてくれません。


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さて、その気になるお味は…!?



大人的には、まっずい(笑)


甘いだけと思います。


ただまあ、見た目が華やかでよいですね。安上りですし、子供のちょっとした集まりとかパーティーの軽食なんかに向いている気がします。


クッキー型なんかでくりぬいて、より可愛い形にしても良いかもしれません。


ともあれフェアリーブレッドは次男のお気に入りになっております。たまに朝ごはんの一部として食べています!


見た目が西洋っぽくカラフルで可愛いフェアリーブレッド、お試しあれ!


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2018年4月30日月曜日

ニュージーランドで新鮮ないくらを購入するなら今!


和食好きな我が家の息子が大好きな寿司ネタ…といえば「いくら」。


日本では回転寿司に行くたびに「いくら!」「いくら」「いくら!!」


…といくらばかり注文するくらいです。


でもニュージーランドに越してきてからは、食べる機会が無く、「いくら食べたいから日本に遊びに行きたい」とまで言っていました。



ニュージーランドでいくらって売ってるの?


そんな事情なので、スーパーや魚屋さんに行くたびに「いくら」が売っていないかチラチラとみてはいるのですが…中々見つかりません。


いくらや筋子は英語でSalmon Roeですが、ごくたまに、塩漬けになったいくらがSalmon Caviarとして瓶詰で売っているのを見るくらいでした。


そして小さな瓶詰めでも高く...塩漬け法も良く分からないんですが、私が購入して食べたことがあるのは、正直あまりおいしくありませんでした。



しかしニュージーランドでもサーモン(鮭)は天然も養殖も出回っています。


ということは、当然その鮭の子供である「いくら」もあるはず…と調べたり、聞いてみたりした結果…


新鮮な筋子が収穫できる時期のみ、魚屋さんで入手できることが分かりました!


その時期は年によって若干異なりますが、鮭の繁殖のシーズンである「秋」に当たる4月前後のようです。


日本の様に、塩漬け・醤油漬けにしたいくらが通出回っているということは無いようです。


つまり、ニュージーランドで新鮮ないくらを食べたかったら、3月末以降、4月~5月に目を光らせて探したり、「Salmon roe」の入荷について魚屋さんに聞いてみましょう!



4月中旬、ニュージーランドでいくらを入手!


去年にニュージーランドへ再度引っ越してきた際には、地元の魚屋さん情報とかこういうのは全然分からなかったのですが、今年は違います!


4月の中頃に地元の魚屋を周ってみて、ついに4月中旬にGETしましたよ!Salmon ROE!


新鮮な筋子ですが、丸ごとでは無く200gくらいの小分けで売っていました。お値段はキロ当たり60ドル。


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じゃーん。


魚屋さん曰く、「今日の朝入ってきたばかりだよ!!」とのことでした。


早速数パック購入して帰りました。


ニュージーランドで新鮮な筋子買うの、初めてです!


かなり探す努力をしていてからのGETだったので、「よっしゃぁぁああ」という達成感がありました。


私はそこまでいくら好きではないのですけどね。喜ぶ息子の顔が見たかったので、遂に購入出来てよかったです。



新鮮な筋子の処理


さて新鮮な筋子ですが…日本でも秋限定で手に入りますよね。


処理し方は色々なホームページさんに詳しく載っているので、良さそうなページを探して参考にすればよいと思います。


参考までに我が家では、暖かいお湯をボールにいれて、塩を大匙1ほど溶かします。


その中で筋子の筋から卵を丁寧に剥がします。


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筋付きの筋子。膜につつまれていて、このままだとちょっとグロいですよね。


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塩を溶かしたお湯につけて、親指で卵の付いた膜をなでるようにして、卵をとります。


力を入れなくても、卵がぽろぽろぽろ~と取れていくので、私は中々楽しい作業だと思っています。



お湯は、ぬるいよりは少し温かい、手を入れて温かい~と感じるくらいが良いです。


筋子が冷えているので、筋子を入れるとお湯がすぐぬるく冷めてしまいます。その時は熱めのお湯を少し足して温かくしています。


全部卵が大きな膜から外れたら、一度ざるにあけて、新しく塩を溶かしたぬるま湯を準備してそこで卵をすすぎます。


何度か洗う方が良いようですが、私はせいぜいすすぎは2回くらいかな?



小さな膜の破片みたいのを取り除くのがちょっと面倒です。


いくらが沈んでいて、膜だけが浮いてきたところをすくう…または、


手でいくらをすくいとりながらすすいでいると、小さな膜は手に張り付いて残るので、手についてきた膜を取り除くのを繰り返しても良いと思います。


いくらが綺麗になってきたら、漬け汁を準備します。


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市販のめんつゆで作っても良いかもしれません。私は砂糖と醤油と水を混ぜて一度沸騰させて、水の量で好みの濃さに調整してから冷ましておきます。


イクラをざるに開けてから、冷めた漬け汁に数時間~漬けておけば醤油漬けいくらの完成です。



新鮮いくら美味しい!冷凍も可能!


さて、今回のいくらたちです。


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綺麗に洗ってピカピカ!美味しそうです。


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漬け汁につけているところです。色的にはいきなり不味くなって見えます(笑)


完成すると美味しいんですよ。


色あいてきには、醤油漬けでは無く塩漬けにした方が美味しいのでしょうね。やったこと無いけど…


いくらは冷凍もできるので、私は醤油漬けにしてから、小分けにして冷凍庫に入れて保存しています。


冷凍保存は、家庭用冷蔵庫では2-3ヵ月が限界のようです。(それ以降は冷凍焼けがおきるらしい)


解凍するときは、冷蔵庫に移して一晩かけて解凍すると、美味しくきれいに解凍できます。



初めてのニュージーランド産いくら、とっても美味しかったです。


我が家でいくらを食べるのは主に息子だけなので、小分けにして冷凍してあるいくらでしばらく持ちそう。


ひとまずこの秋は、息子にいくらを楽しませてあげられそうです。



なお、いつも行っているオークランドのParkn Saveというスーパーの鮮魚コーナーで聞いたところ、Parkn Saveでも筋子の入荷があるそうです。


「土曜日に来るよ~」と教えてくれましたが、毎週では無いようです。入荷予定の有無については、鮮魚の販売員に直接聞くのが一番でしょうね。



以上、私のいくら入手記録でした。


3月後半~4月に入ったら、近場の魚屋を周って鮮魚販売員に「Salmon Roe」入荷について情報収取をしましょう!


ちなみに天然のサーモンが取れるのは南島が有名なようですよね。


川での釣りとかしたことありませんが、何時か行ってみたいものです。

2017年10月12日木曜日

ニュージーランドは春だ桜だ!桜の葉の塩漬けを作ろう!


ニュージーランドは春真っ盛り!オークランドでも、先週まで桜が満開できれいでした。

桜の花の見ごろは終わってしまいましたが、若葉が出てきた今こそ、もう一度桜の木へ急げ!

だって桜の葉の塩漬け用に葉っぱを取るなら、今でしょ...

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2017年10月11日水曜日

月見?花見?ニュージーランドでもお団子を作って楽しもう!


ニュージーランドはすっかり春!先週までは桜も満開で、天気の良い日はピクニック日和でした。

さて前の記事:
 2017/10/11 おばあちゃんのお月見 

にて、お月見のことを思い出していたら、やはり無性に団子を食べたくなったので、ニュージーランドの自宅でも作ることにしました。

今回は、最寄りのPark'n Saveで見つけたタイ産のもち米粉を利用して作りましたのでレポートします。

もち米粉100%で作ったので、触感や中身的には「白玉団子」です。団子粉で作った団子ほどのコシはありませんが、つるつるモチモチとして美味しいですよ。

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タイ産のもち米粉で作る団子:材料


まずは必要な物です。

白玉団子用
  • もち米粉(または白玉粉)
  • お鍋
  • ボウル(今回はうどん用のお椀使用)
  • スプーン
  • くし・はし(お団子を差すなら)

みたらし
  • 醤油
  • 砂糖
  • 片栗粉またはコーンスターチ(今回はコーンスターチ使用)

こし餡子は前回まとめて濾して冷凍しておいたものを解凍、砂糖を入れて煮詰めて作りました。

*その時の作り方はこちら⇒餡子の作り方:海外で和菓子を作るための簡単バージョン


ジャパンマートで「白玉粉」を購入してきても良いのですが高価ですよね。

今回は、Park'n Saveのインターナショナルフードコーナーにて見つけた、タイ産の粉を購入してみました。

こちらです。色々なアジアスーパーでも置いているので見たことある方は多いかも。1袋400g、1ドル70セントとお安かったです。

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こちらのタイ産の米粉は、見た目がほぼ同じ緑と青の袋の2種類あります。中身の見た目は両方とも白くてさらっさらの粉です。

原材料が袋のパッケージに書いてありますが、緑の袋の方がもち米の粉のようでした。

今回はつるつるモチモチの白玉団子にしたかったので、もち米の緑の袋の実を購入しました。

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こちらが緑の袋の成分表。Glutinous rice(もち米)が原材料となっています。

ちなみに、日本の白玉粉はもち米を挽いて、水にさらしてから乾燥させるという手間がかかっています。

だから独特の粒粒感のある粉で、お値段もお高いのですね。

ですので、こちらのタイ産のもち米粉と白玉粉は異なるものという事になりますが、結果から言うとこの粉で十分美味しいお団子が出来ました。


もち米粉を利用して:団子作り方


使用している粉がほぼ白玉粉みたいなものなので、普通の白玉団子の作り方に沿ってお料理しました。

1.まずもち米粉と水を合わせてよくこねます。

だいたい、1カップの粉に対して1/2カップの水といった割合で良いと思いますが、水は少しずつ、様子を見ながら加えましょう。

水を入れすぎるとドロドロになり、丸く形成できなくなってしまいます。

上手く水を加えるコツとしては、水を入れるたびによくこねる事です。

「あれ?まだ水足りないかな?粉っぽい」と感じても、沢山こねているうちに湿気が広がって、粉がまとまってきます。

それでも水が足りないかな?と感じたら、水を大匙1ずつ足します。大匙1の水を足す→よーくこねる。→足りなければ大匙1...といった感じです。

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混ぜ途中。ちょっと水が足りなかったので、水を大匙1足します。

目安としては、もち米粉が1塊になってしっとりとしているけれど、手につかない硬さです。

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手でぎゅーっとやっても...

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手にベトベトと着かない硬さが丁度良いです。

2.程よい硬さにこねられたら、一口サイズに丸めます。

ころころと丸めるのは楽しいし簡単なので、小さなお子さんと一緒に行っても楽しいです。

もし火を早く通したい場合は、丸くしてから中央を少し潰してちょっと平べったくすると、あっという間に茹でられます。

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まーんまるコロリン!可愛い

3.茹でます。お鍋にたっぷりとお湯を沸騰させて、中火くらいに弱めます。

ここに丸めた団子を1つずつそっと入れます。

最初は底に沈んでいきますが、火が通ってくるとふわぁぁーっと浮かびあがってきます。

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少し浮かんできたところ

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全部浮かびました

4.茹で上がったら、氷水にとります。

浮かんでから1~2分で完成、と言いますが、どれが最初に浮かんだかはあっという間に分からなくなってしまうので、すべてのお団子が浮き上がってから1~2分で良いと思います。

ちょっとゆですぎても溶けるものでもないので大丈夫です。

すべてのお団子が浮き上がって1~2分茹でたら、スプーンでお団子をすくって氷水を張った器に移します。

あまり冷やしすぎると団子が硬くなってしまうので、氷は少しで大丈夫です。

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5.完成!あとは好きなトッピングで食べよう!

お団子のトッピング、何にする??みたらし?餡子?


これでお団子は完成です。きな粉や砂糖があればそれだけでも美味しいのですが…

今回はみたらしと餡子団子を作ってみました。

みたらしは、醤油と砂糖と水を温めて砂糖を溶かしたものを、片栗粉かコーンスターチでとろみを付ければ簡単にできます。

我が家は醤油大匙1に砂糖大匙2を、水で好きな濃さに薄めて、コーンスターチでとろみを付けています。お鍋でも、レンジでも温められればOKです。

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今回はレンジでチンして作りました。コーンスターチを入れすぎて一回失敗しました(汗)

こしあんは以前大量に作っておいた「こしあんの元」に砂糖を加えて煮詰めて用意しました。柔らかめに作っておいて、スプーンでお団子にのせるだけで餡団子の完成です。


もち米粉の団子は、今回、わざわざ櫛に刺してみました。別に刺したところで味は変わらないのですが、櫛に刺すといった演出に子供は大喜びです

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櫛の先っぽは尖って危ないので、少しハサミで切っておきましょう。

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みたらし団子、完成!!

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こしあん団子、完成!(櫛が足りずに箸に刺してあります)

もち米粉で作ったお団子は美味しかったよ!


今回、初めてタイ産のもち米粉のお団子を作ってみましたが、美味しくできました!

しつこいようですが、今回使用した粉は原材料がGlutinous riceと記載された緑色の袋の方です。

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子供にも大好評!

みたらし団子と餡団子があればまるで日本にいるみたいですね。

あとはきな粉と黒蜜を準備したい所ですが… 

きな粉は大豆から、黒蜜は黒砂糖から作れるはずですから、こちらもぜひ地元の材料からの自作を試みてみたいですね

なお、今回はつるつると柔らかな白玉団子に近いものが完成しましたが、うるち米の粉ともち米の粉を混ぜれば、いわゆる「団子粉」に近いものになって、よりコシがあって歯ごたえのある団子が出来るはずです。

硬い団子の方なら、積み重ねて「お月見のお供え団子」に出来るようです。こちらも後日、試してみたいと思っています。


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おばあちゃんのお月見

今回利用した餡子のつくりかた
餡子の作り方:海外で和菓子を作るための簡単バージョン

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2017年9月11日月曜日

餡子の作り方:海外で和菓子を作るための簡単バージョン

海外にいると日本食が恋しくなること、多いですよね。その中でも我が家の子供たちが懐かしむのが和菓子!餡子がのったお団子とか大好きなのです。


でも和菓子のような鮮度が大切なものは中々日本から海外へ輸出はされていません。冷凍で輸送されて販売されているものも中々お値段がはります。


かと言って和菓子を作るのはハードルが高い… そこで我が家ではとりあえず「餡子」を作ることにしています。



出来上がった餡子をホームベーカリーで作った餅と一緒に食べれば、あんころ餅!パンケーキを薄く焼いてその間に餡子を挟めばなんちゃってどら焼き!


お家でパンを作る時に中に入れればあんパン!…と、手作り餡子があれば色々と懐かしの味を作ることが出来ます。


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餡子の作り方は色々とインターネットでもあるのですが、なるべく簡単に餡子っぽいものを作れる我が家の手抜き方法を下記で記載しておきます。


伝統和菓子の餡子の作り方(寝かせたり、あく抜きを多くしたり色々)に比べると超簡易な物になっています。あくまでお手軽版「なんちゃって餡子」レシピですのであしからず。


まずは小豆を購入

まずは材料となる小豆を入手します。これは、Azuki beanとして以前麦ごはん用の大麦購入でお世話になったHuckleberry で売っていました。


購入時の価格は1キロ当たりNZ$7.6とリーズナブル。小豆で自家製もやし栽培するために使用する人もいるようですね。

Huckleberry→http://www.huckleberry.co.nz/


豆自体は長持ちするし、何度もHuckleberryに足を運ぶのも面倒なので、一度に1~1.5キロの量で購入しています。


餡子には、「粒あん」と「こしあん」がありますが、我が家の息子は断然「こしあん」派なのでここではこしあんを作ります。


材料

  • Azuki Bean 700g
  • 砂糖 700g (この段階では測って準備はしない。目安として覚えておく)


*今回は1.5㎏購入した小豆の半分量という音で上記のような分量になりましたが、好きな量の豆で作ってみましょう。


砂糖の量の目安は乾燥した状態の豆と同じくらいの重さです。ただし後述の通り砂糖は練り上げる段階でいれるのでその時に好みで調節して良いと思います。


プロの方はまろやかな仕上がりになるザラメを使用するようです。今回は普通のグラニュー糖使用。栄養を考えるのならBrown Sugarでも良いかもしれません。


必要な道具

  • マッシュポテトのマッシャー
  • 大きなお鍋(圧力鍋だと早い)
  • ざる
  • 冷蔵保存用のビニール袋
  • フライパン
  • 木べら


こしあんの作り方

1.まず小豆を良く洗います。洗った後はお鍋にたっぷりのお水と一緒に入れます


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2.小豆をゆで始めます。ここから何度も、ゆで汁を捨てて灰汁を取る作業をします。まず最初に沸騰したらそのまま1-2分茹でてから、ざるを使って小豆を無くさないように気を付け、茶色くなったお湯の大部分を捨てます


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3.新しく水を入れ、もう一度ゆで始めます。沸騰したら1-2分ほど茹でて、再度お湯を捨て、新しい水を入れて茹で始めます。もう一度だけこれを繰り返します。


4.ここまでで3回ゆで汁を捨てました。またたっぷりと水をいれて、今度は豆が柔らかくなるまで煮ます。ちなみに我が家では圧力釜で5分ほどで済ませています。普通のお鍋では、30-40分ほどコトコトと煮てあげます。


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煮崩れてくるくらい柔らかく


5.小豆が柔らかくなったら、次は裏ごしが本来の工程となります。本当は目のとても細かい濾し器で裏ごししますが、今回は「何ちゃて版」で行います。


具体的には、マッシュポテトを作る時のマッシャーで潰します。濾す前に潰すイメージでグッシャグッシャやります。


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マッシュ!


6.ある程度潰したら、中身をざるで濾して、灰色の潰れたお豆と水分を一緒にボウルに取り分けます


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7.ざるに残った豆と皮の部分は鍋に戻します。冷たい普通の水道水を足して、さらにマッシャーで潰します


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8.豆の中身が無くなって豆の皮ばかりになってくるのが、潰していて感じられます。


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9.再度ざるで濾して、潰れた小豆の中身&水分をボールに取り分けます。今度はざるに引っかかった皮の方もざるの中でスプーンを使って潰してみます。さらに裏ごしで濾せる豆の中身が無いか確認します。


ざるに残っているのがほぼカラの皮の部分ばかりに見えればOK。見た目でわかりにくければ、この残りの部分をちょっと味見してください。皮ばかりなら繊維質で豆の味がしないので美味しくなくてわかります(笑)。


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皮だらけ。こんな感じ


10.今回はボウル2個分の中身になりました。ここに、ボウルからはみ出ないくらいにお水を加えて、しばらく放置します


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すると、下の豆の中身の部分と上澄みの水に分かれてきます。そっと上澄みを捨てます


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11.ここまでで、皮無しの小豆の中身だけがドロッとした濃さでボウルの中にたまった状態になっています。


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しゃもじですくえる感じでドロッとしている


ここから本来ならば、目の細かい専用の綿さらしで濾して水分をさらに減らすのですが、海外ではそのような物が手に入りません。ガーゼや手ぬぐいでは目が粗すぎるようです。


そこで、フライパンで煮詰めて水分量を調節することにします


12.今回は大量に作っているので、まず4分割します。そして、とりあえず今食べる分だけ(全体量の1/4)だけフライパンに入れます。


残りはちょっとまだビチャビチャした状況ですが、ビニール袋にいれて冷凍します


最初の豆の量が700g、その1/4で約180gとなるので、同じく180gの砂糖を用意します。この砂糖も一緒にフライパンに入れて、強火で一気に温めます


13.強火で火にかけながら、木べらでがんがん混ぜます。焦げやすいので気を付けて頑張って混ぜます。強火で一気に行った方がねっとりと美味しく仕上がります。


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最初はビチャビチャしていますが、すぐに水分が飛んでネチョネチョしてきます。色が変化して、薄い小豆色だったのが濃厚な黒~紺色というか、市販の餡子のような濃い色に変わります


14. トロトロした感じから、木べらを傾けるとボトッと落ちる程度のねっとりした感じになったら熱からおろし、冷まします。これで冷えれば完成です!


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完成~~!!

完成した餡子は風味がどんどん落ちていきます。冷蔵庫で保存して、2-3日で食べきりましょう。


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冷凍保存しておいた残りのこしあんの元たちは、室温でゆっくり解凍させた後、砂糖と一緒に火にかけるところ(上記12~14の工程)をその都度行います。本当は冷凍でなく新鮮な方が風味が良いのですが、大量に作って消費できないのも悲しいし、かといって毎回豆をゆでるところから始めるのは大変なので、このような手法に落ち着きました。


手作りの餡子はさっぱりしていて、小豆の味がしっかりとしていて美味しいです


ちなみにもし余ってしまった場合には、ケーキ作りの際に砂糖の代わりに使うことが出来ます。バターケーキやチョコレートケーキを作る時に、砂糖を一部餡子で作ると、しっとりとした口当たりになっておいしいので、わざと餡子を入れるレシピがあるくらいです。余った時には参考まで。



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2017年9月1日金曜日

コレステロールを下げるためにHoki(ホキ)を美味しく食べよう!

ヨーロッパ系白人の主人がコレステロール値が高いと血液検査で言われて以降、麦ごはんを導入した我が家。今回は、さらなる健康食材としてもう少し頻繁に魚を食べたいと思い、安い魚:ホキ(Hoki)に着目してみました。

麦ごはんの記事はこちら⇒http://www.japakiwidaisy.com/2017/08/pearl-barley.html

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コレステロールを下げる食材としてのお魚

もう少し頻繁に魚を食べようと思った理由としては、魚は基本的にお肉よりもカロリーが少ない事と、魚に含まれる不飽和脂肪酸が悪玉コレステロールを下げる効果があると期待しての事です。

魚が悪玉コレステロールを下げる理由については情報がたくさんありますのでここではあえて書きません。

ただ色々読んだ中で比較的良いなと思ったページはこちらです、参考まで →http://www.health.ne.jp/library/3000/w3000393.html 悪玉コレステロールと善玉コレステロールについてそもそもの説明があって良かったです。

それで、我が家の主人の場合は血液検査の結果がもろに、この「悪玉コレステロールが高すぎ」&「善玉コレステロールが低すぎ」、さらに「中性脂肪が高すぎ」という3大コンボでした。

完全に脂質のバランスが崩れています。

このままだとヤバイです。

改善策として一番大切なことはもちろん、ダイエットして体に蓄積された脂肪を減らす→中性脂肪が減る→悪玉コレステロールも減るという流れです。

しかしこれは本人の努力次第、いつ始めるのかもわからないので、私の方からは食事の面から働きかけてあげようということで、「善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らせそうな魚をもっと食べる努力」をすることにしました。

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ヤバイよー!

魚食の勧めでぶつかる壁

まあ、お魚の健康効果についてはテレビでもさんざんやっていますので、以前から知ってはいました。日本にいるときは意識して青魚を買ったりもしていました。しかし、主人の場合は問題があるのです。

我が家の主人(白人種)は

魚の姿のままの魚が嫌いで食べられない。

え?どういうこと?と思われるかもしれませんが、要は「切り身」の魚は大丈夫だけれど、魚の頭や骨がついたままの「いかにも魚そのまま!」っていうものは食べられないのです。

例としては、サーモンの切り身とか、魚の切り身のフライは大丈夫だけど、アユの塩焼きとかアジの塩焼きみたいな姿丸ごとが気持ち悪くて食べられないらしいです。アジの開きとかもダメ。

小さい魚もこれに当てはまるようで、シラスが食べられません。「黒い眼の粒粒の感じがきもちわるーい」とのこと。

シラスの目玉ってそんなにはっきりと見える?(視力イイね!)
ニュージーランドにもホワイトベイト(川にいる小魚)とか食べる習慣があるじゃん!!

こんなの内の主人だけかと思っておりましたが、同様に魚が苦手な方は多いようです。

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好き嫌い行ってる場合かー!

ニュージーランドのお魚といえば!Hoki(ホキ)の切り身を食べてみよう!

仕方なく切り身で魚メニューを考えることにしました。今までもサーモンは購入して自宅で巻きずしとか、焼きサーモンとかにしていたのですが…頻度を増やすとなると、ちょっとお値段が高いです。

そこで白羽の矢が立ったのがホキ(Hoki)! ニュージーランドのどこのスーパーでもだいたい置いてある白身魚です。お値段も1キロあたり10~15ドルとお安め。

でもホキってそもそもどんな魚だろうと思って調べてみると、何と日本語でWikipediaのページを発見しました。ホキ(Wikipedia)→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%82%AD

グロテスクな見た目だな~

種類はタラ目マクルロヌス科。言いにくい!グロテスクな科目!

っていうかタラ?これタラの仲間ってこと?と思って読み調べてみると、何と!

「ほっともっと」の「のり弁当」で白身魚のフライに使われてるのがこのホキらしいです。
http://archive.is/Aoax 今はもうほっともっと公式サイトには載っていない情報みたいですね。

なんだか急に親近感が。
何だ君かぁ!みたいな

これなら美味しくごはんにできそう!と思ったので早速購入してきました。

ホキの唐揚げを作ってみた!

早速ホキを買ってきてみました。1切れが大きくて、水っぽい感じのする白身魚です。
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パッケージ。400gちょいで5ドル台とお手頃

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表?白くて柔らかい


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裏?には筋がたくさん

そういわれると、確かに匂いはタラっぽいかな?(先入観かもしれないけど)

我が家でいつもやっている唐揚げの作り方で、ホキの唐揚げバージョンを作ってみました。ショウガやニンニクの薬味で魚臭さは消せるし、主人の好きな味なのでこれなら食べてくれるかな?と思いました。
唐揚げの作り方の記事はこちらを参考→http://www.japakiwidaisy.com/2017/07/blog-post.html

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ショウガとニンニクと醤油で漬けて

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小麦粉まぶしてカラッと揚げました。

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美味しそうに完成!

唐揚げにしてみた感想としては、この味付けで普通に美味しいのですが、崩れやすい!
タラもぽろぽろと崩れやすいですよね。そんな感じです。

たぶん、「ほっともっとのフライ」では、凍らせたまま衣をつけて揚げてますね。味は美味しいのですが…唐揚げはちょっと作りにくいかなというのが感想です。

オーブンで焼くだけのフライも美味しい

後日、今度は既に衣付きのフライを購入しました。スーパーの冷凍コーナーにあるやつです。

こちらは凍ったままオーブンで20分ほど焼くだけですので、調理が簡単です。主人の大好きなSteak Sauceと一緒に頂きます。

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1箱6切れ入りで6.5ドル

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オーブンで焼くだけ!

こちらも原材料を確認したところ、ホキでした。栄養素の表示にはちゃんとDHA、EPAという不飽和脂肪酸も含まれてますよ、という記載がありました。

健康のためにホキを食べよう!

というわけで、主人の健康のためにも魚のメニューを増やすべく、ホキの唐揚げとホキのフライを作ってみました。

今後、ホキについて試してみたいこととしては、すり身にしても美味しいようなので、すり身にしてエビとかと混ぜて手作りの「さつま揚げ」っぽくしてもおいしそうな気がします。

後は、ホキもタラ科のお魚ということですから、塩タラみたいに加工もできるのでしょうか?今度、試してみたいです。

最近はニュージーランドのスーパーでも、特にPakinSave系列の魚介コーナーで売っている魚の種類が増えた気がします。色々と試して夕食の魚料理を増やしていきたいと思います。

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