2017年10月11日水曜日

月見?花見?ニュージーランドでもお団子を作って楽しもう!


ニュージーランドはすっかり春!先週までは桜も満開で、天気の良い日はピクニック日和でした。

さて前の記事:
 2017/10/11 おばあちゃんのお月見 

にて、お月見のことを思い出していたら、やはり無性に団子を食べたくなったので、ニュージーランドの自宅でも作ることにしました。

今回は、最寄りのPark'n Saveで見つけたタイ産のもち米粉を利用して作りましたのでレポートします。

もち米粉100%で作ったので、触感や中身的には「白玉団子」です。団子粉で作った団子ほどのコシはありませんが、つるつるモチモチとして美味しいですよ。

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タイ産のもち米粉で作る団子:材料


まずは必要な物です。

白玉団子用
  • もち米粉(または白玉粉)
  • お鍋
  • ボウル(今回はうどん用のお椀使用)
  • スプーン
  • くし・はし(お団子を差すなら)

みたらし
  • 醤油
  • 砂糖
  • 片栗粉またはコーンスターチ(今回はコーンスターチ使用)

こし餡子は前回まとめて濾して冷凍しておいたものを解凍、砂糖を入れて煮詰めて作りました。

*その時の作り方はこちら⇒餡子の作り方:海外で和菓子を作るための簡単バージョン


ジャパンマートで「白玉粉」を購入してきても良いのですが高価ですよね。

今回は、Park'n Saveのインターナショナルフードコーナーにて見つけた、タイ産の粉を購入してみました。

こちらです。色々なアジアスーパーでも置いているので見たことある方は多いかも。1袋400g、1ドル70セントとお安かったです。

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こちらのタイ産の米粉は、見た目がほぼ同じ緑と青の袋の2種類あります。中身の見た目は両方とも白くてさらっさらの粉です。

原材料が袋のパッケージに書いてありますが、緑の袋の方がもち米の粉のようでした。

今回はつるつるモチモチの白玉団子にしたかったので、もち米の緑の袋の実を購入しました。

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こちらが緑の袋の成分表。Glutinous rice(もち米)が原材料となっています。

ちなみに、日本の白玉粉はもち米を挽いて、水にさらしてから乾燥させるという手間がかかっています。

だから独特の粒粒感のある粉で、お値段もお高いのですね。

ですので、こちらのタイ産のもち米粉と白玉粉は異なるものという事になりますが、結果から言うとこの粉で十分美味しいお団子が出来ました。


もち米粉を利用して:団子作り方


使用している粉がほぼ白玉粉みたいなものなので、普通の白玉団子の作り方に沿ってお料理しました。

1.まずもち米粉と水を合わせてよくこねます。

だいたい、1カップの粉に対して1/2カップの水といった割合で良いと思いますが、水は少しずつ、様子を見ながら加えましょう。

水を入れすぎるとドロドロになり、丸く形成できなくなってしまいます。

上手く水を加えるコツとしては、水を入れるたびによくこねる事です。

「あれ?まだ水足りないかな?粉っぽい」と感じても、沢山こねているうちに湿気が広がって、粉がまとまってきます。

それでも水が足りないかな?と感じたら、水を大匙1ずつ足します。大匙1の水を足す→よーくこねる。→足りなければ大匙1...といった感じです。

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混ぜ途中。ちょっと水が足りなかったので、水を大匙1足します。

目安としては、もち米粉が1塊になってしっとりとしているけれど、手につかない硬さです。

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手でぎゅーっとやっても...

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手にベトベトと着かない硬さが丁度良いです。

2.程よい硬さにこねられたら、一口サイズに丸めます。

ころころと丸めるのは楽しいし簡単なので、小さなお子さんと一緒に行っても楽しいです。

もし火を早く通したい場合は、丸くしてから中央を少し潰してちょっと平べったくすると、あっという間に茹でられます。

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まーんまるコロリン!可愛い

3.茹でます。お鍋にたっぷりとお湯を沸騰させて、中火くらいに弱めます。

ここに丸めた団子を1つずつそっと入れます。

最初は底に沈んでいきますが、火が通ってくるとふわぁぁーっと浮かびあがってきます。

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少し浮かんできたところ

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全部浮かびました

4.茹で上がったら、氷水にとります。

浮かんでから1~2分で完成、と言いますが、どれが最初に浮かんだかはあっという間に分からなくなってしまうので、すべてのお団子が浮き上がってから1~2分で良いと思います。

ちょっとゆですぎても溶けるものでもないので大丈夫です。

すべてのお団子が浮き上がって1~2分茹でたら、スプーンでお団子をすくって氷水を張った器に移します。

あまり冷やしすぎると団子が硬くなってしまうので、氷は少しで大丈夫です。

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5.完成!あとは好きなトッピングで食べよう!

お団子のトッピング、何にする??みたらし?餡子?


これでお団子は完成です。きな粉や砂糖があればそれだけでも美味しいのですが…

今回はみたらしと餡子団子を作ってみました。

みたらしは、醤油と砂糖と水を温めて砂糖を溶かしたものを、片栗粉かコーンスターチでとろみを付ければ簡単にできます。

我が家は醤油大匙1に砂糖大匙2を、水で好きな濃さに薄めて、コーンスターチでとろみを付けています。お鍋でも、レンジでも温められればOKです。

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今回はレンジでチンして作りました。コーンスターチを入れすぎて一回失敗しました(汗)

こしあんは以前大量に作っておいた「こしあんの元」に砂糖を加えて煮詰めて用意しました。柔らかめに作っておいて、スプーンでお団子にのせるだけで餡団子の完成です。


もち米粉の団子は、今回、わざわざ櫛に刺してみました。別に刺したところで味は変わらないのですが、櫛に刺すといった演出に子供は大喜びです

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櫛の先っぽは尖って危ないので、少しハサミで切っておきましょう。

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みたらし団子、完成!!

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こしあん団子、完成!(櫛が足りずに箸に刺してあります)

もち米粉で作ったお団子は美味しかったよ!


今回、初めてタイ産のもち米粉のお団子を作ってみましたが、美味しくできました!

しつこいようですが、今回使用した粉は原材料がGlutinous riceと記載された緑色の袋の方です。

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子供にも大好評!

みたらし団子と餡団子があればまるで日本にいるみたいですね。

あとはきな粉と黒蜜を準備したい所ですが… 

きな粉は大豆から、黒蜜は黒砂糖から作れるはずですから、こちらもぜひ地元の材料からの自作を試みてみたいですね

なお、今回はつるつると柔らかな白玉団子に近いものが完成しましたが、うるち米の粉ともち米の粉を混ぜれば、いわゆる「団子粉」に近いものになって、よりコシがあって歯ごたえのある団子が出来るはずです。

硬い団子の方なら、積み重ねて「お月見のお供え団子」に出来るようです。こちらも後日、試してみたいと思っています。


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