2018年4月30日月曜日

ニュージーランドで新鮮ないくらを購入するなら今!


和食好きな我が家の息子が大好きな寿司ネタ…といえば「いくら」。


日本では回転寿司に行くたびに「いくら!」「いくら」「いくら!!」


…といくらばかり注文するくらいです。


でもニュージーランドに越してきてからは、食べる機会が無く、「いくら食べたいから日本に遊びに行きたい」とまで言っていました。



ニュージーランドでいくらって売ってるの?


そんな事情なので、スーパーや魚屋さんに行くたびに「いくら」が売っていないかチラチラとみてはいるのですが…中々見つかりません。


いくらや筋子は英語でSalmon Roeですが、ごくたまに、塩漬けになったいくらがSalmon Caviarとして瓶詰で売っているのを見るくらいでした。


そして小さな瓶詰めでも高く...塩漬け法も良く分からないんですが、私が購入して食べたことがあるのは、正直あまりおいしくありませんでした。



しかしニュージーランドでもサーモン(鮭)は天然も養殖も出回っています。


ということは、当然その鮭の子供である「いくら」もあるはず…と調べたり、聞いてみたりした結果…


新鮮な筋子が収穫できる時期のみ、魚屋さんで入手できることが分かりました!


その時期は年によって若干異なりますが、鮭の繁殖のシーズンである「秋」に当たる4月前後のようです。


日本の様に、塩漬け・醤油漬けにしたいくらが通出回っているということは無いようです。


つまり、ニュージーランドで新鮮ないくらを食べたかったら、3月末以降、4月~5月に目を光らせて探したり、「Salmon roe」の入荷について魚屋さんに聞いてみましょう!



4月中旬、ニュージーランドでいくらを入手!


去年にニュージーランドへ再度引っ越してきた際には、地元の魚屋さん情報とかこういうのは全然分からなかったのですが、今年は違います!


4月の中頃に地元の魚屋を周ってみて、ついに4月中旬にGETしましたよ!Salmon ROE!


新鮮な筋子ですが、丸ごとでは無く200gくらいの小分けで売っていました。お値段はキロ当たり60ドル。


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じゃーん。


魚屋さん曰く、「今日の朝入ってきたばかりだよ!!」とのことでした。


早速数パック購入して帰りました。


ニュージーランドで新鮮な筋子買うの、初めてです!


かなり探す努力をしていてからのGETだったので、「よっしゃぁぁああ」という達成感がありました。


私はそこまでいくら好きではないのですけどね。喜ぶ息子の顔が見たかったので、遂に購入出来てよかったです。



新鮮な筋子の処理


さて新鮮な筋子ですが…日本でも秋限定で手に入りますよね。


処理し方は色々なホームページさんに詳しく載っているので、良さそうなページを探して参考にすればよいと思います。


参考までに我が家では、暖かいお湯をボールにいれて、塩を大匙1ほど溶かします。


その中で筋子の筋から卵を丁寧に剥がします。


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筋付きの筋子。膜につつまれていて、このままだとちょっとグロいですよね。


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塩を溶かしたお湯につけて、親指で卵の付いた膜をなでるようにして、卵をとります。


力を入れなくても、卵がぽろぽろぽろ~と取れていくので、私は中々楽しい作業だと思っています。



お湯は、ぬるいよりは少し温かい、手を入れて温かい~と感じるくらいが良いです。


筋子が冷えているので、筋子を入れるとお湯がすぐぬるく冷めてしまいます。その時は熱めのお湯を少し足して温かくしています。


全部卵が大きな膜から外れたら、一度ざるにあけて、新しく塩を溶かしたぬるま湯を準備してそこで卵をすすぎます。


何度か洗う方が良いようですが、私はせいぜいすすぎは2回くらいかな?



小さな膜の破片みたいのを取り除くのがちょっと面倒です。


いくらが沈んでいて、膜だけが浮いてきたところをすくう…または、


手でいくらをすくいとりながらすすいでいると、小さな膜は手に張り付いて残るので、手についてきた膜を取り除くのを繰り返しても良いと思います。


いくらが綺麗になってきたら、漬け汁を準備します。


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市販のめんつゆで作っても良いかもしれません。私は砂糖と醤油と水を混ぜて一度沸騰させて、水の量で好みの濃さに調整してから冷ましておきます。


イクラをざるに開けてから、冷めた漬け汁に数時間~漬けておけば醤油漬けいくらの完成です。



新鮮いくら美味しい!冷凍も可能!


さて、今回のいくらたちです。


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綺麗に洗ってピカピカ!美味しそうです。


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漬け汁につけているところです。色的にはいきなり不味くなって見えます(笑)


完成すると美味しいんですよ。


色あいてきには、醤油漬けでは無く塩漬けにした方が美味しいのでしょうね。やったこと無いけど…


いくらは冷凍もできるので、私は醤油漬けにしてから、小分けにして冷凍庫に入れて保存しています。


冷凍保存は、家庭用冷蔵庫では2-3ヵ月が限界のようです。(それ以降は冷凍焼けがおきるらしい)


解凍するときは、冷蔵庫に移して一晩かけて解凍すると、美味しくきれいに解凍できます。



初めてのニュージーランド産いくら、とっても美味しかったです。


我が家でいくらを食べるのは主に息子だけなので、小分けにして冷凍してあるいくらでしばらく持ちそう。


ひとまずこの秋は、息子にいくらを楽しませてあげられそうです。



なお、いつも行っているオークランドのParkn Saveというスーパーの鮮魚コーナーで聞いたところ、Parkn Saveでも筋子の入荷があるそうです。


「土曜日に来るよ~」と教えてくれましたが、毎週では無いようです。入荷予定の有無については、鮮魚の販売員に直接聞くのが一番でしょうね。



以上、私のいくら入手記録でした。


3月後半~4月に入ったら、近場の魚屋を周って鮮魚販売員に「Salmon Roe」入荷について情報収取をしましょう!


ちなみに天然のサーモンが取れるのは南島が有名なようですよね。


川での釣りとかしたことありませんが、何時か行ってみたいものです。

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