2017年8月15日火曜日

家族で海外へ引越し*現地で賃貸物件に落ち着くまで その2


さて、いよいよ海外引っ越し、ニュージーランドへ渡航して、現地の一時的な仮住まいMotelに到着した我が家。Motelに滞在できる日数は決まっているため、何としても賃貸物件をこの間に見つけたいところです。


賃貸物件契約までの流れ

そのための賃貸物件契約までの流れは下記のような感じです。
  1. 希望に合う物件をインターネット上(我が家はTrademe Property)で見つける
  2. 管理人(たいていは不動産屋)に連絡を取り、賃貸物件を視察する
  3. 希望に沿えば、申込書を提出する
  4. 管理人が申込書を確認して、契約OKとなれば、契約書を作成する
  5. 契約書に署名をし、敷金、礼金、賃貸料の前払いを行う
  6. 引越し可能日になったら、管理人同伴で物件を確認し、カギを受け取る
基本的に、賃貸物件を契約する前の段階として、物件の下見・視察が必須です。管理者側としても、借りたい人を見極めるという目的もあるのかもしれません。賃貸物件の宣伝はしばらく掲示され、その後下見の日取りが決まり、借りたい人が何組か同時に賃貸物件を下見するのが一般的なようです。

下見の場で必要に応じて質問をします。借りたいと希望した場合は「申込書=Application Form」を受け取って解散し、後日書き込んだ申込書を管理人に提出するという流れです。


宣伝されている賃貸にすぐに引っ越せない場合が多い

さてここで、急いで賃貸を探す我が家はいくつかの問題にぶち当たりました。一つ目は、インターネット上で宣伝されている賃貸の中には、宣伝されている現在ではまだ前のテナントが住んでおり、すぐに引っ越せる状態では無い物件が多いということです。

物件の下見の段階で前のテナントがまだ住んでいるため、家具はたくさん置いてあるし、入ってはいけない部屋はあるしで、じっくりとした下見はできません。

いざ物件を借りたい!となっても、前のテナントが引越手続きが完了し、管理人が賃貸物件を確認するまでは引っ越してくることが出来ません。そして実際に引っ越せる時期は何時かというと、2週間先だったり4週間先だったりするのです。ええ~~!

管理人からの連絡や物件視察までに日数がかかる

また、ニュージーランド人はのんびりした人が多いですが、それが賃貸物件の管理人にも見られました。インターネット上から「賃貸物件に興味があります。視察させてください」と連絡をしても、中々返信が来ないのです。

少なくとも当日に返信がある場合はラッキーです。多くの場合は翌日、数日が経過してからの返信もありました。
またその返信内容も、「じゃあこの物件の下見の日時が決まったらまたこちらから連絡するので待っていてください」というものばかりでした。
えっ、すぐに下見出来るんじゃないの?日時もまだ決まってないわけ?

物件の下見の日が設定されている場合でも、
「じゃあ来週のO曜日で」とか、
「じゃあ再来週のO曜日で」
のように大分先の場合が多かったです。すぐにでも賃貸を探して契約したい私たちとしては、「えー。早くしてよ!今日でも視察したいよ!」とイライラが募る回答でした。

前のテナントがすでに引越し済みの物件に関しては、すぐにでも貸し出した方が不動産屋の利益になりそうなものですが、そのような場合でも管理人たちはとてものんびりとしています。不思議に感じます。



それでも迅速な対応をしてくれる場合はある

この様に、「すぐには返信が無い」「物件の下見へと進めない」場合が大変多いので、賃貸物件を急いで探している場合には、候補をいくつも挙げてジャンジャン連絡したほうが良いです。そうすると、中には素早く動いてくれる不動産屋さんがいて、物件の契約~引越しまでもスムーズに行える場合があります。

我が家からは、問い合わせは同じ日に10件行いました。その結果、問い合わせをした2日後に下見をさせてくれる物件が1件、3日後に下見をさせてくれる物件が1件、5日後にもう一件、見つかりました。

下見をして気に入ったら申込書を貰おう

1件目の下見は、問い合わせた10件の中ではベスト3に入る好条件の物件でした。下見でも気に入ったので、契約して良いと思えるものでした。下見の当日は、私たちと他にもう1家族、下見に来ていました。不動産会社の担当さんから「申込書」を貰って終了です。

申込書を書き込んで提出

申込書には、自分たちの家族構成や連絡先の他、ニュージーランドにいる他の親族の連絡先などの記入が必要です。要は、ちゃんと家賃を払える人ということを管理人側としては確認したいということでしょう。記入した申込書を、今回は不動産会社の担当さんだったので、直接不動産会社のオフィスへ行って提出しました。

私たちは申込書提出の段階では再就職活動中で職はありませんでしたが、その旨を正直に話したところ問題ありませんでした。私たちは子供のいる家族というのもあって、「長期契約してくれそうなテナント」と思ってくれたみたいです。この申込書を物件のオーナーに提示して、問題が無ければ契約になるという話を聞いて、この日は終わりでした。



賃貸契約が決まったら敷金・礼金を払う

オーナーのほうからも問題は無く、賃貸契約を結べることになったので、敷金・礼金に当たるお金を払うことになりました。銀行振り込みまたは、オフィスで支払いでも良いとのことだったので、再びオフィスへ出向いて支払いました。詳細は下記の感じでした。

  • 家賃は週当たりの金額で契約します。
  • 敷金(=Bond)は週当たりの家賃の2~4週分であることが多いようです。私たちは3週間分でした。
  • 礼金(=Letting Fee)は不動産会社が受け取る礼金ですが、家賃の1~2週分が相場のようです。私たちの場合は1週間分でした。
  • 家賃の前払いということで、1~2週分は前払いするのが普通のようです。

上記の敷金・礼金・最初1~2週間分の家賃前払いが合わさるので、最終的には結構な額になります。家賃が400ドル/週ならば3週間分のBond、1週間分のLetting Fee、1週間分前払いでも2000ドルとなります。BondLetting Feeの規定によってはもっとします。



明け渡し日になったらカギを受け取って住み始られる!

私たちが契約した賃貸は条件的には大変満足なものでしたが、見に行った段階ではまだ前のテナントが住んでおり、私たちが引っ越せるのは2週間ほど先でした。そのため、私たちは一時的に遠方の主人の実家で2週間ほど過ごしました。

まずはしばらく住む住まいを獲得出来て一安心。その後の電化製品の購入や就職活動も大変だったのですが、それはまた別の機会に書きたいと思います。これからニュージーランドで引っ越しをする方、検討を祈ります!


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