2017年9月14日木曜日

ゲーム実況動画の作り方ってどうするの:息子がユーチューバーになりたいと言い出した!

先日ついに、我が家の小学生の息子が「ユーチューバーになりたい」と言い出しました。


えええ、ユーチューバー?に始まり、じゃあやってみようか…に終わるまでの母の葛藤について記載します。


詳しいハウツーはほとんどありませんが、我が家の場合これを使った・ここを参考にしたという情報は紹介してありますので、参考にしてください。


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なんやてー!


小学生にYoutubeでゲームの実況動画を見せてしまった

実は日本に住んでいた頃はあまりYoutubeを見せていませんでした。そのため息子はYoutubeという世界を知りませんでした。


ニュージーランドに越して来てから「ニュージーランドにいても子供に日本語のビデオを見せたい」そして「日本語のビデオを見ることで日本語を忘れないで欲しい」と強く思いました。


しかしこちらのテレビでは、日本語のチャンネルがありません。日本から持ってきたDVDをパソコンで見るにしても、数や種類に限界がありました。


そこで、インターネットを使えば世界中どこからでも見れるYoutubeで、日本語の動画を見せるようになりました。これ凄いですね、無料で子供向けのチャンネルとかがたくさんあって…


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Chrome Castでテレビに映してYoutube鑑賞

パソコンやiPadの小さな画面では動画を見にくかったので、早速Google社の出しているChrome Castを購入しました。


ニュージーランドではChrome Castが1つ60NZドルくらいで、家電屋にて売っていました。ChromeCastは小さな器具で、テレビのHMDIポートにぷすっと指しておくと、この機会を介してYoutubeや色々な動画がテレビで見れるという優れものです。


これをWIFIにつなげて、iPadやiPhoneのYoutubeアプリから、テレビにYouTubeを映してみんなで見るようになりました。テレビの画面の大きさでみると、まるで普通のテレビ番組みたい!日本語だし日本にいるみたい!と思いました。


それまであまりYoutubeって利用したことが無かったのですが、子供向けの童話や、読み聞かせ、音楽系のビデオがたくさんあって、毎日色々違う内容のビデオを見ることができるのですね。ありがたや。


このYoutube+Chromecastのコンビネーションは「日本語の動画をニュージーランドで見続ける(テレビ画面で)」というのに最適のツールとして大活躍しています。


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Youtubeゲーム実況の大ファンに

Youtubeを利用していくうちに、小学生のお兄ちゃんのほうはゲーム実況動画にはまってしまいました。


小学生の息子は1日1時間、テレビゲームを家庭でしていたのですが、自分がやっているゲーム(マリオとマインクラフト)のゲーム実況の動画をYoutubeで見つけてからは、そういう動画を見るのが大のお気に入りとなりました。


あるゲームを誰かがプレイして、その画像とプレイしている人の音声が入った動画のことを、ゲーム実況動画と言うのですね。知りませんでした。


母親としては「へー、そんな動画あるんだ…っていうか再生回数200万!?そんなに人気と需要があるのか、このゲーム実況っていうのは!」という感じでした。


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Youtuberでゲーム実況を作りたいと言い出す息子

…で、上記の流れでほどなく「ユーチューバーになって自分でゲームしているところを実況したい!ゲームの実況動画作りたい!」と言いだしました。


そりゃそうですよね… 今やユーチューバーが小学生のなりたい職業ランキングに入る時代。状況はニュージーランドでも一緒です。息子の友達やいとこたちも、口をそろえて「ユーチューバーになりたい」と言います。


息子の「作りたい!」を聞いて、最初は「えっ、そんなもの作りたいの!?」でした。でもよく考えたら失礼な話ですよね?Youtubeは「そんなもの」なのか?海外にいる私たちに無料でエンターテインメントを提供してくれているというのに失礼な。


そして考え直しました。「子供がやってみたいと言ったことは、どんどんやらせてみる」というのは昔からある教育信条です。そこから何か生まれるかは子供次第、危なくないように親が見張るというスタンスは、今回のようなケースにも当てはまるのかもしれません。


ましてや今の子供たちが大人になるころには、パソコンの使い方くらい当然のように知っていないといけないのかもしれないし… Youtubeやパソコンとも子供のころから触れておくことで、正しい利用の仕方を学ぶのも大切なのかもしれないと考えました。


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必要だよね、これからは


ゲームの実況動画の作り方って何が必要?

上記の流れで、試しに息子にゲームの実況動画を作らせてみることにしました。しかしいざやろうとなると、その方法がわかりません。どうやるの?何が必要なの?って感じでした。


インターネット上の親切なホームページ様たちから色々と情報を集めたところ、おおまかに下記の物が必要だと分かりました。


1.インターネットにつながったパソコン:言わずもがな

2.ゲーム機のゲームを実況するなら、ゲーム機とパソコンを繋げる機器

3.録画するためのソフト

4.動画編集ソフト


パソコンは私も主人もそれぞれ所有しているので、それを「気を付けて使う」という約束の元、貸してあげてもいいかな、と思っていました。


でも衝撃は上記2の「ゲーム機とパソコンを繋げる機器」。


テレビゲーム機ってテレビに繋げてゲームをテレビで移して行いますよね。この画面や音をパソコンで録画しようと思うと、それ専用の「キャプチャーボード」という機器が必要だと分かりました


キャプチャーボードを使って、ゲーム機→キャプチャーボード→パソコンとつなげる必要があるそうです。



キャプチャーボードのレビューとか、使い方とかの情報がインターネット上でたくさんあるので良いのですが、肝心のキャプチャーボード自体が高い!!


日本では国産のコストパフォーマンスが良いものも出回っているようですが、ニュージーランドでは高い正規品か、安い偽品(使えない)の2択の様でした。正規品はやはり2~4万円相当しそうでした。


本気でゲーム実況動画を作るのならば必要投資ですが、小学生がとりあえずやってみるには高い初期投資です。


息子にもコスト面の話をし、とりあえずテレビゲーム機のゲームの実況動画は一時保留にしました。(ごめんね)


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君の動画はまた今度ね


初期投資ゼロでパソコンゲームの実況動画を作る

そこで、キャプチャーボードを必要としない、パソコンゲームの実況動画を作ることにしました。


幸い、息子のハマっていたゲームの1つはマインクラフトです。Youtubeで見ているのもマインクラフト実況動画が圧倒的に多かったです。


マインクラフトはゲーム機版(XboxやWiiU)とパソコン版が両方あり、パソコン版マインクラフトをプレイする環境が既に整っていたため、すぐに始められるものでした。


あと必要なのは、

  • ゲームをしながらその動画を録画できるソフト
  • 動画を編集するソフト

の2つです。


追加としてマイクがあれば自分の声も録音することが出来ます。うちの場合は、ノートパソコンにすでにマイクが内蔵されており、それで十分なクオリティの音声の録音が可能でした。


まず、動画編集ソフトは無料での本当に様々な物が出回っています。自分の環境にあうものを利用すればよいと思いますし、既にパソコンにインストールしてある・別の目的で購入してある場合も多いと思います。私はWindows movie makerというのを利用しています。


動画を録画できるソフトというのは今回初めて利用しましたが、こちらもいくつか候補がある中で、無料で使用者が多そうなアマレコTV(AmarekoTV)を利用しました。


アマレコTVの公式ページはこちら。でもまず参考ホームページを読んでからの方が良いです。

http://www.amarectv.com/index.html


参考にしたホームページ

https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/333.html#id_c5c29362

http://jikkyoudouga.sakura.ne.jp/rokugasofuto/


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さあ、やるぞ!


アマレコTVを利用したゲーム実況動画の作成

インストールは参考ホームページとかを見ながら自分で行います。アマレコTVでは、設定をすればマイクからの音声もゲームの効果音と同時に拾うことが出来ます。


ゲーム実況を作る場合は毎回、まずゲームとアマレコTVを両方起動し、ゲームを開始する前に録画画面の調整をしています。


あとはアマレコTVのスタートボタン・停止ボタンをクリックするだけという、小学生でも使用が簡単なソフトです。


録画ボタンをクリックすると、「ぴぽっ」という音が流れて録画が始まります。設定を済ませてあればマイクの音声も拾ってくれるので、息子自身も実況コメントをし始める…という具合です。



ちょっと気を付けないといけないのが、アマレコTVで作成した動画はそのままだとバカでかいファイルなのですね。1秒1MB?みたいな。


息子はついつい時間を忘れて長く実況してしまうため、40分、30GBのファイルとかを作成してくれますひぃ~


このファイルをせっせと編集して、Youtubeへアップロードし、いらなくなった元の巨大ファイルは随時廃棄しています。ハードディスクいくつあっても足らないよ!


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ゲーム実況動画を息子と作成して学んだこと

この様にして作成されたゲーム実況動画を、自分たちでYoutubeアプリで見つけて、Chromecastでテレビの画面で見るということをしています。


何の工夫もない普通のゲーム動画なので、自部たち以外に見てくれる人は中々出てきませんが、作成した本人(息子)はとても満足げ。


そしてゲーム実況を作るという工程で、色々な話し合いを息子としています。例えば…

  • どんなふうに作れば見ている人は面白いんだろうね?
  • たくさんの人が見るユーチューバーさんの動画はどこがすごいんだろうね?
  • たとえゲームの世界でも、見ている人が不快になるようなことはしない方がよいよね。
  • ゲーム実況をする以上、言葉遣いに気を付けよう
  • ネットは誰が見ているか分からないから、自分の個人情報をしゃべらないように気を付けよう。その理由はね…
  • 次の動画では何をするか、計画をノートに書いてみれば?

…などです。どれもとても貴重な話し合いになったと思います。


そして、ゲーム実況を作る過程で、パソコンに対する意識も芽生えました。

  • パソコンの使い方(クリックとか基礎的なこと)が分かってきた。
  • パソコンとインターネットの仕組みについて興味を持った。
  • 「ママの大事なパソコンだから気を付けて使ってね」に気を付けて実践している。


何事も加減が大事。まだ小学生という若い年齢でYoutubeや動画作成だけにどっぷりつかることが良いとは思いませんが、親子で取り組む活動としてたまにやる分には、勉強になる点があると感じました。


何より私自身勉強になりました。キャプチャーボードって高いとかね(笑)


いまでは、週に2回くらい、時間を決めてYoutube用のゲーム実況動画作りをしています。息子も楽しみにしていますし、どういうことやろうかな~と計画したり、パパに相談したりしているようです。


以上、同じような状況に遭遇した方の参考になると幸いです。


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母の戦い?は続く…


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