ニュージーランド在住の我が家ですが、遠縁の親戚の子供たちをお招きしてピザパーティーをしました(パーティーというか子供たちが遊びに来ただけなんですけど…)。現地の子供たちは好き嫌いが多い子もいるため、食べ物についても心配があったのですが、今回の手作りピザは大好評!子供受けが大変良かったです。
好き嫌いが激しい子供たたまにいる
息子と仲良しの子供たち、今回遊びに来てくれた子たちは、主人の遠縁の親戚でバリバリヨーロッパ系のニュージーランド人です。年齢にして8~10歳が3人来たのですが、このような場合困るのが、どんなお食事をだしてあげればよいのか?ということです。
日本で息子のお友達を招いた場合は、食物アレルギーの有無さえ気を付けていれば、大体の物は食べてくれる子供が多かったのですが…ニュージーランド人の子供はたまに、すごく好き嫌いが激しい子供がいることがあります。「すごく」というのは、私としては「えー、こんなに好き嫌いして良いの?」と驚いたレベル、という意味です。
今回招いた子の好き嫌い
例えば今回招いた子たちも、3人の内2人は好き嫌いが激しいです。まず野菜は食べません。食べない野菜がある、というレベルでなく、トマト・キュウリといった子供なら食べそうな野菜も食べません。
次に、果物も食べません(汗)。デザートとしてリンゴやグレープを出したことがあるのですが、「好きじゃないから」と全く手を付けませんでした。辛うじてスイカを出したときは、少し食べていましたが、他の果物(みかん、オレンジ、バナナ)も食べたところを見たことがありません。
では何を食べるのか?チョコレートケーキ、バナナケーキといったケーキ類は大好きです。ゼリーも好きです。と、行っても果汁のゼリーではなく、果汁は入っていない砂糖と着色料の入った、安いゼリーミックスから自分で作るゼリーです。そしてお菓子類は基本的にグミ、マシュマロも大好きなのですが、一番好きなのはチョコレートだそうです。
主食系としては、フライドポテトやフィッシュアンドチップス、ソーセージ、ピザなんかは食べるそうです。一方で同じお肉系でも、さっと焼いただけの牛肉とか鶏肉は食べないと親御さんから聞きました。
お家に食事付きで招待するときの注意
好き嫌い多いよ!体に悪いよ!と思いましたが…そこはまあ各家庭の事情もありますし、私が余計なことを言う立場でもありませんので、特に何も言いません。
しかし折角遊びに来てもらうのに、我が家で出してあげた食べ物が口に合わずお腹ペコペコのままだった、というのでは子供たちに申し訳がありません。そこで今回は現地の子供向けメニューに変更してごはんを出しました。
現地の子供に今回出したお食事メニューとその反応1
まず、現地の子供たちの好き嫌い情報を知らずに食べものを出した前例があるのですが、その時のメニューは下記の通りでした。
- シーフード巻きずし
- 鳥の照焼巻きずし
- フライドポテト(オーブンで焼くやつ)
- フルーツポンチ
- おやつにポップコーンとクッキー
このメニューの時の子供たちの反応は下記の通りでした。
- シーフード巻きずし →反応悪い。シーフード嫌いばかりでほとんど食べてくれませんでした。
- 鳥の照焼巻きずし → まあまあの反応。照焼は好きな子がいて、半分くらいの子は食べてくれました。
- フライドポテト(オーブンで焼くやつ) →反応良し。みんな食べてくれました。
- デザートにフルーツポンチ →反応悪い。フルーツ嫌いが多く、スイカ以外は丸々残りました。
- おやつにポップコーンとクッキー →ポップコーンは反応良し。クッキーはなぜか好き嫌いが分かれてかなり残りました。
フルーツポンチは健康的だし、子供たちと一緒に作ったりして楽しめるかな~と考えたつもりでしたが… フルーツ嫌いの子が多くて衝撃でした。
現地の子供に今回出したお食事メニューとその反応1
前回を踏まえて、今回だした改善メニューはこちらです。改善と言っても栄養バランス的にはどう見ても劣化していますが、反応は良かったです。やはりまずは楽しく食べてもらうことが大切と考えこのように変更しました。
- 手作りピザ
- フライドポテト(オーブンで焼くやつ)
- デザートにゼリー
- おやつに焼きマシュマロ
- おやつにポップコーン
子供たちの反応は下記の通りでした。
- 手作りピザ → 大好評、子供たち皆良く食べる。
- フライドポテト(オーブンで焼くやつ)→前回同様反応良し。
- デザートにゼリー -→反応良し。
- おやつに焼きマシュマロ →大好評、楽しく食べる。
- おやつにポップコーン →前回同様に反応良し。
…とこのように反応は上々でした。今回は特に、ピザと焼きマシュマロを体験型というか、一緒に作って楽しめるように工夫をしています。
手作りピザで子供と一緒に料理
手作りピザの時に子供にトッピングさせて、作る工程も一緒に楽しむ、というのは子供向けのホームパーティーでは良く使われる手法だと思います。これはニュージーランドの現地の子相手にもとても好評でした。良く家でやるという子はいませんでした。ピザハットとかが安いしお手軽なので、案外家でピザを作るという子供は少ないのかもしれません。
手間(私の)を省くためにも、今回ピザベースはスーパーで購入しました。中サイズ3枚で3ドル弱とお手頃な物を、子供1人一枚+余分の枚数購入しました。一人一枚作れば「自分の」という思いが出来るし、自分の好きなトッピングだけで作れるので食べやすいです。
ピザベースンに塗るソースとしては普通のトマトソース、トマトソースと刻んだ玉ねぎを混ぜたもの、普通のSteak Sauceの3種類を用意しました。チーズはブロックチーズをたくさん削ってピザにかけやすい状態にしておきました。
トッピングとしては冷凍コーンとグリーンピースを解凍したもの、サラミ、ソーセージ(今回はフランクフルトを小さく刻んだものを使用)、ベーコン、玉ねぎ、トマト、缶詰のパイナップルを用意しました。
天気の良い外で、ピザにトッピング
天気の良い日だったので外にピクニックテーブルを用意し、その上で1人一枚トッピングをしました。トッピングで顔みたいに並べたり、たくさん乗せようと頑張ったりとほほえましかったです。オーブンでサクッと焼いた出来立ての、自分で作ったピザは格別だったしく、大変好評でした。
焼く前はこんな感じ
焼きマシュマロはキャンプ風に
おやつの一環として焼きマシュマロもやりました。小さいバーベキューセットみたいので火をお庭で起こすのが、キャンプみたいで子供たちは大好きです。子供たちはもう8歳~10歳なので、大人が目を離さなければマッチを自分たちで使うことも出来ます。
長い竹串を水につけておいて、その先にマシュマロを刺して焼きます。そのままでもおいしいのですが、チョコレートとクラッカーで挟んでもおいしいです。ピザを食べて遊び終わってからの、午後のおやつタイムにまったりと火を囲んで、とても楽しそうでした。
色々な子供がいるので食事提供するときは親御さんにチェック!
日本でも言えることですが、子供が遊びに来て食事を出すときなどは、やはり事前に親御さんに確認することが大切ですね。好き嫌いだけならばまだしも、食物アレルギーや宗教的な理由で食べれない食品がある場合も多いです。子供たちに折角の機会を楽しんでもらうためにも、ちょっとした事前のリサーチと準備が必要だなと感じました。