2017年7月28日金曜日

ニュージーランドの小学校について*その2 現地の小学校へ編入!



ニュージーランドに引っ越したら現地校に行くしかない

さて、日本に比べると季節の休みも多めでのんびりとしたニュージーランドの小学校ですが、それを良いと感じるか悪いと感じるかは別として、ニュージーランドに移住した場合は現地校に通わなければいけません。


移住とは、たとえ期間限定だとしても、旅行とかではなく居住地をもって仕事をするなどの生活をする場合をさします。小学校で義務教育を受けるのは子供の権利であり、小学校へ通わせるのは親の義務ですからね。

日本在住の外国人の場合、日本の現地校でなくインターナショナルスクールがあり、こちらへ通わせるという手段もありますが… では逆にニュージーランドに日本語小学校があるのか?というと、2017年にそのような小学校はありません。

ただし、日本語補習校というものはオークランドやクライストチャーチにあります。こちらはあくまで補習校であり、塾と同じような扱いのため、義務教育の代わりにはなりません。

ニュージーランドに移住して小学校に編入させる場合の手続きは?

さて日本の場合は、小学校は住民票のある地方自治体から入学のお知らせが来ます。一方、ニュージーランドに戸籍や住民票システムはありません。そのためニュージーランドでは、小学校への編入・入学は自分で小学校へ直接連絡を取る必要があります。そして小学校へ直接、入学願書や書類の提出を行います。

住所が決まったら、学区内の学校に連絡をしてみた

我が家の場合は、ニュージーランドに移住してからまず定住する住所を決めるのが先でした。言わずもがな、住所が決まっていなければ学区も何もありません。

あらかじめ小学校の近くの居住を探していたのもあり、どの小学校に行くかのめどはついていました。ところが、我が家が引越した時期はちょうど学校が長期休み中でスタッフが誰も学校にいませんでした…(日本と違うなー(笑))。
結局手続きを開始できたのは、長期休み明けとなりました。

まずは電話で問い合わせ

来る長期休み明け、早速月曜日に小学校の電話番号を調べて電話を掛けました。電話口にて、「最近この辺に引っ越してきて、~歳の小学生の子供がいるので、この小学校に編入させたい」旨を伝えました。

すると電話口で住所を聞かれたので答えました。すると、「その住所ならば学区内なので、編入に何も問題は無い」「学校訪問は火曜日と水曜日にするようにしているので、もし可能ならば次の火曜日か水曜日の10時ごろに、学校のオフィスに来てほしい」と伝えられました。

学校のオフィスを訪問

早速翌日の火曜日、学校のオフィスを訪問すると、早速事務の人が入学希望者用のパンフレットみたいのをくれました。しかし私の方でも、実は事前に小学校のホームページを確認していたので、大体の内容は知っていました。

こちらの近況を報告、特に息子がまだ英語力が乏しいことなどを含めて話をしました。その後小学校の方から、必要書類についての説明がありました。必要書類は主に3つあります。

(1)パスポートまたは出生証明書

これは、ニュージーランド人である証明(パスポートまたは出生証明書)、または、ニュージーランドに在住していることの証明(パスポートおよびその内部に記載のある在住ビザ)として必要になります。

(2)現在の住所の証明

小学校が学区制のため、住所の証明書が必要です。具体的には、この住所当てに送られてきた電気・水道・通信費などの請求書や、賃貸の場合は賃貸契約書などを持参すればよいことになっています。

(3)予防接種の記録のある母子手帳(またはそれ相当のもの)

これは、子供の予防接種の記録を確認するためです。日本から移住してきた場合は、日本語の予防接種になると思いますが、そのままでは?なので英語で通じるように何とか訳す必要があります。どのように対応するかは学校に相談すればよいと思います。

我が家の場合は、近くの医者にもって行き、ニュージーランドの予防接種一覧と照らし合わせながら確認を取ったうえで、お医者さんに一筆「Immunization report」なるものを書いてもらいました。ちなみにこの書類は後日で大丈夫でした。

書類を提出すればすぐ通える

さて、我が家の場合は上記の書類の内、パスポートと賃貸契約書を持って学校のオフィスを訪問したため、書類の確認はその日のうちに行えました。入学願書は埋めてから、翌日にでも持ってきてください、とのことでした。

息子の年齢などを考慮し、Year 3に編入が決まるとすぐクラスの空き情報を確認してくれて、「あなたはOO先生のクラスにしましょう」と、その場で決めてくれました。学校内の案内もかねて、クラスを紹介してくれました。先生にも挨拶をしました。

その後、制服を購入し「じゃあ、明日から早速!」と言われました。早速明日…というのも、学校用に準備するものが色々あるし大変なので、「水曜日からにしてください」とお願いして、一日おいた水曜日からの通学にしてもらいました。

学校訪問翌日から登校!

学校訪問の翌日、入学願書を提出しに学校に寄った後、買い物に行きました。そして、色々と小学校に必要なものを揃え準備万端な状態で、翌日の水曜日に初登校となりました。
正直私がドキドキしました。息子は…たぶん相当ドキドキしていたことでしょう。それももうだいぶ前のことで、たくましく通っている息子には、尊敬の念を抱いています。

学校に連絡前にしておくと良いこと

…というのが我が家の場合の編入手続きの流れでした。ニュージーランドの学校に子供を通わせる場合、学校へ連絡を取る前に、小学校のホームページを確認しておくとよいでしょう。

小学校や幼稚園の多くは、自分たちのホームページ、またはSNSサイトなどを持っていて、ここに学校のニュースや情報を提供しています。小学校のホームページには学校の校則や入学手続き、必要なものや制服の値段など、親向けの情報が記載されている場合が多いので、事前に確認しておくとスムーズです。

当日は上記の必要書類をあらかじめ用意した上で、制服を購入するためのお金(カード可)なども多めに持っていくと、その日のうちにすべて済ませることができるでしょう。


ニュージーランドの小学校について その1その3その4はこちらです。

最新の投稿