2017年8月22日火曜日

海外生活の中での日本語教育*ニュージーランドでは教科書配布の受付が今です!

家族で海外生活を営む中で気になるのは子供たちの日本語教育ですよね。子供の頭は柔軟でどんどん現地の言語を学習していくなかで、日本語を忘れるのも早い早い…バイリンガルに育てたい場合は、意識して日本語能力の維持をすることもとても大切なのではないでしょうか。

そう思いながら見返すと、日本の教科書って本当に良くできています。そして、海外生活中の日本人の子供のために、日本の教科書を提要してくれる行政サービスがあります。条件さえ合えば教科書代は無料ですので是非検討してみてはいかがでしょうか。



文部科学省が海外に住む日本人の子女へ教科書を配布してくれている

教科書に関することは文部科学省の管轄ですが、海外に住む日本人の子供達へも、無料配布を行ってくれています。

文部科学省のホームページによると

海外子女教育の推進を図るため,国は小・中学校用教科書を購入し,世界各地に所在する大使館等の在外公館に送付して日本人学校・補習授業校の児童生徒を始め広く海外に在留する児童生徒に無償で給与するとともに,年度途中で出国する児童生徒に対し,財団法人海外子女教育振興財団に委託し出国前に教科書を給与し,海外における学習活動に支障が生じないよう措置しています。平成25年度は,のべ約8万人の児童生徒に教科書を給与しています

国が購入して送ってくれていると…のべ8万人分!日本の教科書は本当に良くできていますから…これはありがたいですね。

教科書の無料配布の条件

この日本の教科書の無料配布についてはいくつか条件があります。

  • 対象となる子女が日本国籍を有している(重複国籍でもOK
  • 日本の義務教育学齢期である(小学校1年生~中学校3年生までの年齢ということ)
  • 管轄の在外公館へ在留届を提出していること
  • 長期滞在者であること(将来的に日本の中学や高等学校等に進学、または日本で就労する意思を持つ必要があります)


無料で配布される教科書は、その児童の該当学年の物だけとなります。



無料配布の申し込み・問い合わせ先

文部科学省からの引用にある通り、この教科書の無料配布は“世界各地に所在する大使館等の在外公館に送付して”行われます。

そのため、問い合わせや申し込みは、お住まいの地域を管轄する在外公館へ行います。下記にニュージーランド・オーストラリアだけリンクを記載しておきます。教科書の受け取りについては、申し込みをした在外公館で直接受け取るか、送料を支払って自宅へ郵送してもらうことになります。

ニュージーランドのオークランドに在住の場合は在オークランド領事館まで

在ニュージーランド大使館の場合はこちら

在オーストラリア大使館の場合はこちら

教科書は年に2回、まとめて日本から在外公館へ送付されているため、申し込みの時期が決まっています。前期分、後期分別々で、それぞれ前の年の9月前後と4月前後が締め切りとなっています。

この締め切りを逃すと、日本からの送料と手間賃を自費で支払う必要が出てくるので、多少追加でお金が掛かります。

来年度の教科書は9月(もうすぐ)申し込み締め切りです!

執筆中現在が8月後半ですから、2018年前期の分の教科書量配布の申し込み時期である9月前後までもう少し!

在オークランド領事館では今申し込みを受け付けています。2018年前期の分の教科書の無料配布の申し込みは、2017929(金)まで受付中です。必要な方は早めに申し込みを済ませておきましょう!




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