2017年8月20日日曜日

英語教育にお勧めの本!Dr. Seussシリーズその2

先日Dr. Seuss’s ABCという本を紹介しました。今回は他のDr. Seussシリーズの本を紹介したいと思います。

Dr. SeussABCDr. Seussについては前の記事をご覧ください。→こちら



Dr. SeussThere’s a WOCKET in my POCKET!

まずはこちらの本、There’s a WOCKET in my POCKET! この本では子音を学ぶことに重点を置いていると思われます。



例えば、タイトルですが、
There’s a WOCKET in my POCKET!
「僕のポケットにウォケットが!」

WOCKETというのは架空の動物の名前です。Dr. Seussの本にはDr. Seussが考えた架空の動物が良く出てきますが、その1つです。POCKETPWに変えて、WOCKETという名前にしたのですね。

WOCKETという造語が出てきた時に、多くの人は一緒に出てきたPOCKETという知っている単語の発音を元にWOCKETという造語の発音について推測すると思います。そのように読んでいく中で、子音の発音についての意識が頭に入る内容です。

There’s a WOCKET in my POCKET!の内容

タイトルを例に出しましたが、本の内容としてはタイトルに類似したパターンの文章がたくさん出てきます。

全体のストーリーとしては、
「僕の家には不思議な生き物たちが住んでいる。」
「たとえばね…」
という感じで、空想の生き物を紹介していく内容となっています。

例えばこのページでは…


“…. ever have the feeling there’s a WASKET in your BASKET?”
「君のバスケットにワスケットが入っている気がしたことない?」

“But that YOTTLE in the BOTTLE! Some are friendly, Some are NOT.”
「でもあのボトルの中のヨトル!友好的なのもいればそうでないのもいる」

このような感じです。同じパターンを繰り返すことで、子音の発音に焦点が当たるとともに、頭文字の子音以下の単語の綴りを覚える効果もありそうですね。

この本の内容は28ページほどで、ページ当たりの単語数も少なく(字も大きめで)、さらっと読めます。幼稚園~小学校低学年くらいで楽しめると思います。


ONE FISH, TWO FISH, RED FISH, BLUE FISH

続いて紹介するのは、ONE FISH, TWO FISH, RED FISH, BLUE FISHです。こちらも名作です!この本では、英語の形容詞の使い方に親しめるような内容となっています。


タイトルがそのまま、一番最初のページでイラストと一緒に出てきます。



“One fish, two fish, red fish, blue fish”

本文ではさらに続きます。


“Black fish, blue fish, old fish, new fish. This one has a little star. This one has a little car. “

この様に、色々なFishの特徴を色々な言葉を使って説明しています。本を読みながら形容の仕方を学んでいけます。                                                                                       

対義語やスペル・発音の似た語が一緒に出てくる

ONE FISH, TWO FISH, RED FISH, BLUE FISHの物語では続いて、色々な動物や架空の生物が登場します。生物たちの説明文には、意図的に対義語が一緒に出てきたり、発音の似通った単語が一緒に使用されていたりします。

例えば、



Some are high. And some are low. Not one of them is like another. Don’t ask as why. Go ask your mother.
HighLowが対義語がこのように一緒に出てきます。

また次の例では、物語の中にIshとう架空の生物が魔法の皿を持っていて、手をヒュッと動かす(=swish)と魚が出てくるという設定が出てきます。

そして、



”Then I say, “I wish for a fish!” and I get fish right on my dish.”
「僕が魚が欲しい!というと、魚が僕の皿の上にすぐ出てくるんだ」

”So… if you wish to wish a wish, you may swish for fish with my Ish fish dish.”
「だから、もし君が願いを願いたいと思うなら、僕のIshの魚の皿でヒュッと魚を出せば良いよ!」(意訳)

この文章がまたすごくDr. Seussらしいですね。Wish3回出てきますが、1回は名詞、2回は動詞で利用されています。同じ文章の中でさらに、発音の似たswish dishという発音とスペルが並んでいるので、一緒に覚えられます。

この一文読むだけでWishの発音と単語はたっぷり勉強できてしまいます!

このONE FISH, TWO FISH, RED FISH, BLUE FISHの本は、61ページと、かなり長いです。上記のように1文が長めの物が出てくるので、小学生低学年以降からお勧めではないでしょうか。長いので読み聞かせるほうもちょっと大変。

まとめ

以上、サクッと読めて子音と発音を意識できるThere’s a WOCKET in my POCKET!
と、形容詞や面白い文章がたくさん出てくるONE FISH, TWO FISH, RED FISH, BLUE FISHを紹介しました。

ちなみに私たちはDr. Seussの本を全部揃えて持っているわけでは無いですが、機会があればぜひ他の本も購入したいと思っています。とてもお勧めのシリーズです!



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