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2017年9月13日水曜日

子供の英語学習に:「はらぺこあおむし」作者のBrown bear, brown bear, what do you see?

子供の英語学習に最適な英語の絵本たち。

今回は、大人気「はらぺこあおむし」の著者であるエリック・カールがイラストを担当する絵本:Brown bear, brown bear, what do you see?を紹介します。

「はらぺこあおむし」同様、明るい色使いが特徴的な挿絵がとても素敵な本です。英語で「色」の名前を覚えるのに最適な絵本となっています。

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Brown bear, brown bear, what do you see?について

こちらの本「Brown bear, brown bear, what do you see?」邦題「くまさん くまさん なにみてるの?」は児童向けの英語の絵本です。



著者:ビル・マーティン
挿絵:エリック・カール

あれ?見たことのあるタイプの絵だな?と思う方は多いはず。この本の挿絵はあの有名な「はらぺこあおむし」の作者であるエリック・カールが担当しています

「はらぺこあおむし」と同様に色使いが美しく、独特のタッチで描かれた動物たちが出てきます。

一方の著者:ビル・マーティンも、アメリカの児童絵本作家で、実に300冊以上の絵本を世に送り出したとされる超大物絵本作家です。

(参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Bill_Martin_Jr.

日本でも入手可能な英語の絵本で、価格も1000円前後とリーズナブルな絵本です。

Brown bear, brown bear, what do you see?の内容紹介

こちらの絵本は、様々な色の英語名を学ぶのに最適な絵本となっています。

早速内容を見てみましょう!まず本編に入る前から、中表紙できれいな色がにじみたいに並んでいます。カラフルです。

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本の題名の、
”Brown bear, brown bear, what do you see?” 
は、「クマさん、クマさん、なにみてるの?」という訳となりますが、本編の中身最初のページでこのクマさんと文章が出てきます。

それに対して、クマさんは答えます。

”I see a red bird looking at me" 「僕のことを見ている赤い鳥を見みてるよ」

そしてページをめくると…今度はそのRed bird(赤い鳥)が出てきます。

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質問は続きます。
”Red bird, red bird, what do you see?” 「赤い鳥さん、赤い鳥さん、なにみてるの?」

この様な感じで、色+動物の組み合わせと、「OOOさん、OOOさん、なにみてるの?」「OOOをみているよ」という形式で、色々な動物たちが出てくる…という内容になります

例えば、Yellow Duck(黄色いアヒル)。これは可愛い。
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さらにはPurple Cat (紫のネコ)といった「!?」という色の組み合わせの動物も出てきます。
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Brown bear, brown bear, what do you see?のここがお勧め

この絵本のお勧めの点1つ目は、「はらぺこあおむし」のエリック・カールによるカラフルな動物たちです。

「はらぺこあおむし」でもそうでしたが、色の塗り方がベタ塗りではなく、同じ紫でもちょっとトーンの違う紫を数種類使ってあったり、筆で塗った様な「ムラ」のある塗り方がされていて、見ていて飽きません。

2ページにわたって「ドーン!」と大きく描かれた動物は迫力があります

そしてお勧めな点の2つ目は、その挿絵と一緒に展開されるシンプルな文章。すべて似たような文章形態のリピートとなるので、「OOO, OOO, what do you see?」という言い回しを子供でも覚えられます。

お勧めな点3つ目は、冒頭で記述した通り、「色の名前」を覚えるのに適した本であること。

色々な色に興味を持って覚えだす、幼稚園児くらいからお勧めです

Brown bear, brown bear, what do you see?まとめ

今回はBrown bear, brown bear, what do you see?を紹介しました。

短いお話のため、あっという間に読めますが、子供は何度も続けて読んで欲しがる1冊です。

ちなみに日本では、英語と日本語両方記載されてるバイリンガル版が偕成社から発売されているようです。こういうのも良いですね。日本語と英語で2度おいしい(笑)。日本語で読む分には内容的には簡単なので、それこそ0歳からの読み聞かせにもピッタリの様です。

以上、子供の英語教育にお勧めの本でした。



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2017年8月20日日曜日

英語教育にお勧めの本!Dr. Seussシリーズその2

先日Dr. Seuss’s ABCという本を紹介しました。今回は他のDr. Seussシリーズの本を紹介したいと思います。

Dr. SeussABCDr. Seussについては前の記事をご覧ください。→こちら



Dr. SeussThere’s a WOCKET in my POCKET!

まずはこちらの本、There’s a WOCKET in my POCKET! この本では子音を学ぶことに重点を置いていると思われます。



例えば、タイトルですが、
There’s a WOCKET in my POCKET!
「僕のポケットにウォケットが!」

WOCKETというのは架空の動物の名前です。Dr. Seussの本にはDr. Seussが考えた架空の動物が良く出てきますが、その1つです。POCKETPWに変えて、WOCKETという名前にしたのですね。

WOCKETという造語が出てきた時に、多くの人は一緒に出てきたPOCKETという知っている単語の発音を元にWOCKETという造語の発音について推測すると思います。そのように読んでいく中で、子音の発音についての意識が頭に入る内容です。

There’s a WOCKET in my POCKET!の内容

タイトルを例に出しましたが、本の内容としてはタイトルに類似したパターンの文章がたくさん出てきます。

全体のストーリーとしては、
「僕の家には不思議な生き物たちが住んでいる。」
「たとえばね…」
という感じで、空想の生き物を紹介していく内容となっています。

例えばこのページでは…


“…. ever have the feeling there’s a WASKET in your BASKET?”
「君のバスケットにワスケットが入っている気がしたことない?」

“But that YOTTLE in the BOTTLE! Some are friendly, Some are NOT.”
「でもあのボトルの中のヨトル!友好的なのもいればそうでないのもいる」

このような感じです。同じパターンを繰り返すことで、子音の発音に焦点が当たるとともに、頭文字の子音以下の単語の綴りを覚える効果もありそうですね。

この本の内容は28ページほどで、ページ当たりの単語数も少なく(字も大きめで)、さらっと読めます。幼稚園~小学校低学年くらいで楽しめると思います。


ONE FISH, TWO FISH, RED FISH, BLUE FISH

続いて紹介するのは、ONE FISH, TWO FISH, RED FISH, BLUE FISHです。こちらも名作です!この本では、英語の形容詞の使い方に親しめるような内容となっています。


タイトルがそのまま、一番最初のページでイラストと一緒に出てきます。



“One fish, two fish, red fish, blue fish”

本文ではさらに続きます。


“Black fish, blue fish, old fish, new fish. This one has a little star. This one has a little car. “

この様に、色々なFishの特徴を色々な言葉を使って説明しています。本を読みながら形容の仕方を学んでいけます。                                                                                       

対義語やスペル・発音の似た語が一緒に出てくる

ONE FISH, TWO FISH, RED FISH, BLUE FISHの物語では続いて、色々な動物や架空の生物が登場します。生物たちの説明文には、意図的に対義語が一緒に出てきたり、発音の似通った単語が一緒に使用されていたりします。

例えば、



Some are high. And some are low. Not one of them is like another. Don’t ask as why. Go ask your mother.
HighLowが対義語がこのように一緒に出てきます。

また次の例では、物語の中にIshとう架空の生物が魔法の皿を持っていて、手をヒュッと動かす(=swish)と魚が出てくるという設定が出てきます。

そして、



”Then I say, “I wish for a fish!” and I get fish right on my dish.”
「僕が魚が欲しい!というと、魚が僕の皿の上にすぐ出てくるんだ」

”So… if you wish to wish a wish, you may swish for fish with my Ish fish dish.”
「だから、もし君が願いを願いたいと思うなら、僕のIshの魚の皿でヒュッと魚を出せば良いよ!」(意訳)

この文章がまたすごくDr. Seussらしいですね。Wish3回出てきますが、1回は名詞、2回は動詞で利用されています。同じ文章の中でさらに、発音の似たswish dishという発音とスペルが並んでいるので、一緒に覚えられます。

この一文読むだけでWishの発音と単語はたっぷり勉強できてしまいます!

このONE FISH, TWO FISH, RED FISH, BLUE FISHの本は、61ページと、かなり長いです。上記のように1文が長めの物が出てくるので、小学生低学年以降からお勧めではないでしょうか。長いので読み聞かせるほうもちょっと大変。

まとめ

以上、サクッと読めて子音と発音を意識できるThere’s a WOCKET in my POCKET!
と、形容詞や面白い文章がたくさん出てくるONE FISH, TWO FISH, RED FISH, BLUE FISHを紹介しました。

ちなみに私たちはDr. Seussの本を全部揃えて持っているわけでは無いですが、機会があればぜひ他の本も購入したいと思っています。とてもお勧めのシリーズです!



2017年8月16日水曜日

英語教育にお勧めの本!Dr. Seuss(ドクター・スース)のABC!

言葉の教育の王道と言えば読み聞かせ。一人で読書…は中々やってくれない我が家の小学校低学年と幼稚園児ですが、読み聞かせは大好きです。本日は、英語を教えるのに超お勧めの英語の本である、ドクター・スースのABCを紹介します。


作者のDr. Seuss(ドクター・スース)について

この絵本の作者Dr. Seussアメリカの絵本作家で現在すでに故人です。Dr. Seussは何冊もの児童絵本を執筆して、その多くは世界中で超!ヒットしています。英語圏で無い日本語でもWikiページが作られているくらいです。

Dr. Seussの絵本の特徴は、ただの「読んで楽しい絵本」ではなく、「英語の学習」を目的として強く意識された内容であることです。英語のリズムや響きが重視されており、同じページ内で対立語が同時に出てきたり、韻を踏む言葉遊びが多く使用されています。

どんな本でも読めば語学学習にある程度の良い影響がありますが、Dr. Seussの本は英語の学習には素晴らしい内容です。それがDr. Seussの本が今でも世界中で売れている理由です。

Dr. SeussABC

Dr. Seussの本は色々とありますが、内容の長さや字の大きさ、語彙の内容的には小学生低学年くらいからが適しているかな?と感じるものが多いです。

そのような中で、幼稚園児にお勧めできるDr. Seussの本として、Dr. SeussABCを紹介します。

ハードカバー版(大きくて分厚いカバー、その分ちょっと高い)やペーパーバック版(ペラペラの紙、小さい大きさ、軽くて安い)として販売されています。ペーパーバック版は外出先へ持ち運びがしやすいです。

こちらがハードカバー版


ペーパーバック版。


我が家には両方あります。ペーパーバック版のほうを先に購入してボロボロになるまで読みました。そのあとでハードカバー版を購入しました。

Dr. SeussABCが幼稚園児からお勧めの理由

Dr. SeussABCはそのタイトルの通り、ABCを教えることに特化した本です。1冊を通してのストーリーがあるわけで無く、AからZまでのアルファベットを各ページで紹介し、そのアルファベットを利用した単語を絵と一緒に紹介しています。

紹介される単語は、普通の単語の場合と、Dr. Seussが考えた造語(主に人の固有名詞や空想の動物の名前)が含まれます。

それぞれのページは短くて、かわいらしい絵が描かれているので、幼稚園児でも楽しく見ることが出来ます。お子さんがまだ幼稚園児で、英単語に親しませたいという場合に大変お勧めです。

Dr. Seussシリーズ購入に興味がある方にも、その一冊目として勧めたいです。



Dr. SeussABCの内容を紹介

では数ページ紹介してみましょう。アルファベットの始まりは?Aからですね。


”BIG A, little a, what begins with A?”
大きなA、小さなaAで始まるのは何?というリズミカルな文章で始まります。さりげなく大文字(BIG)のAと、小文字(little)のaを視覚的に紹介しているのも上手な演出だと思います。

ページをめくると…


”Aunt annie’s alligator, A… a… A….”
Aが頭文字の単語を並べた文章に可愛い絵がついています。最後にもう一度大文字Aと小文字aを視覚的に確認しています。

次のページはまた、
”BIG B, little b, what begins….”
と同様のパターンでアルファベットを網羅していきます。ところどころで語りかけのパターンが変わりながら続きます。

Dr. SeussABCは独特のリズムと響きが魅力


ちなみにこのDr. Seuss’s ABCで、私のお気に入りはOのページです。



”O is very useful. You use it when you say: “Oscar’s only ostrich oiled an orange owl today””

“”の中にOの付く単語が上手に並んでます!リズムも良い並びです。しかもちゃんと文法的に正しい文章に完成しているのがすごいですね。

続いてうちの子供のお気に入りは、Tです



”Ten tired turtle on a tuttle-tuttle tree.”

Tuttle-tuttle treeって何~(笑)
でも、この文章を読んでみると、独特のリズムが気持ち良いんです!造語と思われるTuttle-tuttle treeのところが得に、「タト・タト・トゥリー」と面白い響きです。
と同時に、“T”の響きが繰り返しで出てきて、頭に入れることが出来ます。

この様に、ただABCアルファベットとそれを使った単語が並んでいるだけではなくて、その単語の並びからくる響きとリズムが洗練されているのが、Dr. Seussの本シリーズ共通の素晴らしい点です。英語のネイティブスピーカーでセンスの良い作者だからこそ執筆できる内容だと感じます。

読み聞かせ目的でリズミカルに読もうと努力すると、読み聞かせをする側(親)の英語力もレベルアップ間違いなし!

まとめ

Dr. Seuss’s ABCの魅力をまとめると
  • 英語教育にDr. Seuss(ドクター・スース)の本がお勧め
  • Dr. Seussの本の中でもDr. Seuss’s ABCは幼児から楽しめる
  • ABCの大文字小文字、単語を学べる本
  • 文章には楽しいリズムと響きがたくさん含まれる

この本は本当に、擦り切れるまで読みました。Dr. Seussの本には他にも素晴らしいものがたくさんあります。私たちのお気に入りをまた、別の機会に紹介させてもらおうと思います。



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