2017年7月15日土曜日

今流行りのフィジェットスピナー(Fidget Spinner)を購入してみた!




今、海外の小中学生の間で劇的に流行しているおもちゃ、フィジェットスピナー(FidgetSpinner、ハンドスピナー)を知っていますか?ニュージーランドの小学校に行っている息子が、「クラスのみんなが持っているので僕も欲しい!」というので、お誕生日プレゼントに購入してみました。 


フィジェットスピナーって何?

フィジェットスピナーは、指の上に乗せてプロペラのようにクルクルと回し、それを眺めて遊ぶ玩具です。子供たちの集中力を鍛える効果があるなどの謳い文句で販売されていたようですが、実際にそのような効果があると証明されているわけではないようです。20162017年にかけて、子供たちの間で爆発的に流行しています。

フィジェットスピナーは誰が作ったの?

最初に私が身近な人たちから聞いたのは、「フィジェットスピナーは集中力を鍛えるのに効果がある」とか、「児童精神科医が作った」とか、そんな様々な憶測でした。しかし実際に興味をもってインターネット上でウィキペディア他を読んでみると、そのような根拠は無いようです。

不思議なことに、この大ヒット商品を一番最初に考えた発明者が誰かも不明のようです。一時期ウィキペディアやNew York Timesは、アメリカに住むケミカルエンジニアのHettingerさんが発明者と記載しました。彼女は1993年に似たようなクルクル回る玩具の特許を申請し、その後特許は通ったものの後に手放したという経歴があり、それがこの説を生んだようです。しかし彼女が特許を申請していたのはクルクル回るプラスチックの玩具ではありますが、その回転の原理は今売られているフィジェットスピナーとは全く異なるものだそうです。(参考*http://www.chicagotribune.com/business/ct-fidget-spinner-origin-story-20170515-story.html https://en.wikipedia.org/wiki/Fidget_spinner

フィジェットスピナーのお値段はどれくらいのおもちゃ?

さてこのフィジェットスピナー、お値段はピンキリですが、ニュージーランドでは安いもので10ドル(800円相当)前後、高いものだと50ドル(4000円相当)くらいです。安いものはどうしても作りや素材が悪いです。1520ドル(12001600円)の価格帯のもので、Toy Worldなどメジャーなおもちゃ屋さんで売っているものが、作りがしっかりしていて良さそうと感じました。

 こちらは1個8ドル(~600円)くらいの安いやつです。箱に入ってきましたが、黒い部分にはベアリングが入っておらず、若干安っぽい作りです。



 こちらは、Toyworldで16ドル(1200円くらい)で購入したものです。中央以外にも、水色のリングの下にも3か所ベアリングが入っている正統派フィジェットスピナーで、非常によく回ります。わりとしっかりした作りです。



 こちらはギフトショップで28ドル(2300円くらい)で購入したもの。メタリックな素材で、キラキラしてキレイです。まるで忍者手裏剣のような形で息子が探していたものですが、ベアリングは中央にしか入っておらず、回転は上記の16ドルのものに劣ると思います。


最近は日本でも楽天やアマゾンで、数百円~買えるようですね。これらは輸入しているのか、日本でも作っているのかな?

ちなみにニュージーランドのおもちゃ屋では、フィジェットスピナーは店のレジの後ろ又はレジの手前の泥棒防止エリアに隔離されています。それだけ子供たちに人気があるということかもしれません。

フィジェットスピナーどうやって遊ぶ玩具なの?

さて我が家でも、小学生の息子のためにいくつか購入してみました。フィジェットスピナーは小さな箱に入ってきて、箱から出したらすぐ遊べます。電池を入れる必要はありません。

駒のような、風力発電のプロペラのような、風車のような…見た目ですが、片手の指の上にのせてもう片方の手で回しだすと、少しの力でクルクルと回りだします。後は、ずっと続く回転をのんびり眺めるだけという玩具です。初めに少しの力でゆっくりと回し始めれば、ゆっくりの回転スピードのまま延々と回り続けます。強い力で早く回せば、これまたしばらく早い回転を維持します。

フィジェットスピナーのブランドによっては、部品の一部を取り外して、他のフィジェットスピナーのパーツと交換することができるようで、いくつかの色のフィジェットスピナーを持っていると、パーツ同士を交換して遊ぶことなどもできるようです。

遊んでみた感想

クルクル回る様子を眺めるのは、確かに暇つぶしになります。ついついボーッと眺めてしまいます。少しの力で回し始めるとずっと回っているというのも、普通の駒にはない特徴で、とても不思議な感じがします。

少しの力でクルクル回るのは、どうも中にベアリングが入っているおかげの様ですが、私は正直よくわかりません。ただ、このベアリングパーツと周辺がさびると回りにくくなってフィジェットスピナーとしてはダメになってしまうので、錆を防ぐためにも濡らしたりはしない方が良いでしょう。

後は、たっぷり遊びたくなるというよりは、いくつも集めたくなってしまいます。実際に息子も、「普通のフィジェットスピナー以外にも忍者っぽい形のキラキラした奴が欲しい!」といって粘りました。いろいろな色や素材、光るものなんかもあるので、いくつか集めたくなってしまう玩具です。

息子の小学校では本当に流行っているらしい

インターネット情報によると、このフィジェットスピナーはアメリカの小学校では子供たちがあまりに夢中になってしまい、学校でフィジェットスピナーが禁止になったそうです。海外の小学校ではちょっとした玩具小物は持っていっても大丈夫な場合が多いですが、このフィジェットスピナーは特別に禁止になったということでしょう。

息子の小学校でも、クラスの何人かはフィジェットスピナーを持ってきていて、遊んでいるそうです。頭の上にのせたり、鼻の頭にのせてクルクル回す様子を楽しんでいるそうです。学校に持ってきていなくても、フィジェットスピナー自体は子供たちみなが知っており好きなようで、以前小学校に折り紙の手裏剣を持って行ったところ、「折り紙のフィジェットスピナーだ!」といわれる始末でした。

大人が眺めてもちょっと楽しいフィジェットスピナー、このブームはいつまで続くのか?日本でも流行り始めているようですがどこまで流行るのか?まだまだ気になるフィジェットスピナーです。

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