2026年1月9日金曜日

ニュージーランドで車の免許とりました!Restricted License パート3 試験編

ニュージーランドで車の免許とりました!Restricted License パート3 運転免許(Restricted Licence)の実技試験編

パート3では、Restricted Licence(リストリクテッド・ライセンス)の実技試験での体験を書いていきます。もしまだ読んでいなければ、パート1パート2も参考にどうぞ。



ここまで監督者同伴の練習や、AAインストラクターさんとのレッスンの話をしてきましたが、「いつ受ければいいの?」「どれくらい練習したら準備できたと言えるの?」という部分は、正直かなり体感的で、人によると思います。


実技試験のタイミング

私の場合は、監督者(Supervisor)との練習とAAインストラクターさんとの練習を並行して進めていました。AAインストラクターさんと数回の“模擬実技試験”を介して、「今の自分はどのくらい本番に近づいているか」についてアドバイスをもらえました。


たとえば、練習の終盤では「普通の運転は実技試験でもたぶん大丈夫。その代わり、あと2週間くらいはパーキングだけは集中的に練習した方がいい。落ちるとしたらパーキングのミスかも」というアドバイスをもらっていました。このアドバイスに基づいて私の場合は試験の準備OKと判断しました。


実技試験の予約と準備

実技試験は、全体で1時間は時間を見ておくのが安心です。申し込みはウェブ(予約サイト)から行い、試験費用を支払います。予約の際は「自分が受ける予定の試験会場」を選び、希望の日時を決めます。

New Zealand Transport Agencyから予約できます。

https://www.nzta.govt.nz/driver-licences/getting-a-licence/take-your-test/practical-tests


ちなみに、私が受けた時(2025年頃)は、2週間先くらいなら空きが見つかることが多かったのですが、時期によっては予約がかなり取りづらくなったようです。季節によって混み具合が違い、夏休みなど、大学生が多く免許を取る時期などは2-3か月になる場合もあるとか。早め早めに予約しておかないと、希望の場所・希望の時間が取りにくいかもしれません。


実技試験の内容(ざっくり全体像)

試験当日は会場に到着し、試験官と一緒に実際の道路を走っていきます。内容としては、まず通常の道路で以下のような基本が見られます。

  • 基本的な運転(安全確認の流れ)

  • ミラーチェック(いわゆる三点チェック)

  • ブラインドスポット(死角)のチェック

  • 走行中のスピード調整


これが問題なく進むと、開始から10分以内くらいに、どこかの脇道でパラレルパーキングを指示されることが多いようです。ここはきちんと(安全に)パラレルパーキングできる必要があります。


その後は、いろいろなルートを通って一般道や(場合によっては)高速の走行などを行い、すべて問題なければ終了時に合格を伝えられ、紙の仮免許(仮の合格証明のようなもの)を受け取る流れになります。


当日の流れ(私の時はこんな感じでした)

当日は、予約時間の30分前にチェックインするように言われるので、30分前には到着しておくのがおすすめです。


チェックイン後、もし初回なら申込書の記入があります。その後に視力検査があり、免許用の写真も撮影されます。この写真は、もしその回で合格できなかった場合でも、次回は改めて写真撮影や申込書の再記入が不要になります。


その後時間まで待ち、開始予定時間になると、試験官(試験監督の方)が何人か出てきて、順番に呼ばれます。自分の担当の試験官に挨拶をして、試験官を自分の車まで案内します。


ここで大事なのが、試験当日は自分の車を持参する必要があること。基本的には、普段監督者と練習している車で行くのが安心だと思います。そして当日は、自分は運転できないので(Restrictedの試験前の段階)、監督者(スーパーバイザー)に運転して会場まで連れて行ってもらう必要があります。会場までの移動も、監督者が助手席に同乗した形で行くことになります。ちなみに、希望があれば監督者は試験中の車に同乗しても良いそうです(私の時もそう説明されました)。


試験開始前の車両チェックと、スタートの注意点

試験が始まる前に、試験官が車のチェックをします。ミラーが問題なく動くか、サイドミラー、ランプ、ライトがきちんと作動するか、などを外で確認されます。その後、試験中の注意事項を聞いて、いよいよスタートです。


試験は「はい、ではこの駐車場から安全に出てください」と言われた瞬間から始まります。つまり最初の一歩から、ミラーチェックや安全確認を丁寧にやる必要があります。ここは本当に、最初から気を抜かないことが大事だと感じました。


実技試験中、走行中の基本ルール(指示がなければ道なり)

試験中の基本ルールとして試験官に言われたのは、「次の角を右」「次の角を左」などの指示がない限りは、基本的に道なりに進む、ということでした。たとえばT字路や十字路に来ても、右・左の指示がなければ直進、という扱いになります。最初は少し戸惑いますが、ここを理解しているかどうかで落ち着き方が変わる気がします。


早い段階でのミスは、その時点で終了のことも

そして、これは少しシビアですが、試験の序盤で大きなエラーが出た場合、その時点で不合格になり、すべてのルートを回らずにすぐ試験会場へ戻ることになるそうです。私が受けに行った時も、何人かの人が割と早めに戻ってきていました。


よくあるパターンとしては、インストラクターさんと十分に練習しておらず、ルールをよく理解しないまま来てしまった人が、最初の曲がり角あたりでエラーをして戻ってくる、という流れのようでした(実際にそういう雰囲気を感じました)。


私の結果:2回受けて、2回目で合格。でも1回目は…

私自身は、実技試験を2回受けて、2回目で合格しました。1回目の不合格理由は、なんとスピードオーバーです。


今振り返って反省すると、当時私はAAインストラクターさんともたくさん練習し、監督者とも練習していたのですが、監督者と練習していた車と、試験当日に試験官を乗せて走った車が違う車でした。車が違うと、アクセルの感覚やスピードの乗り方が微妙に違って、スピード調整にまだ慣れていなかったんだと思います。その結果、制限速度を少しだけオーバーしてしまったところを取られてしまいました。そのため、一回目の時は、試験開始から20分くらいで戻ってきてしまいました。高速道路までいけませんでした…


2度目の試験の際はスピードに特に気を付けて臨み、パラレルパーキング、車間距離などにも注意し、高速道路や時間によって制限速度が異なる道路などを経て、40分くらいかけてすべての工程を終了して試験会場に戻りました。


試験会場に戻るなり、「合格です」と言っていただき、紙の仮免許証を頂けました。きちんとしたカードの免許証は後日、一週間後くらいに、郵送で届きました。


まとめ

ちなみに今回はRestricted Licenseなので、私はまだ本免許Full Licenseはとれていません。Full Licenseまで取れた際にはまた記事にしたいと思います。


以上私のRestricted License取得までの体験記でした。今後ニュージーランドにしばらくいるから免許取ろうと思っている方の参考になれば幸いです。


もしまだ読んでいなければ、パート1パート2も参考にどうぞ。


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English version of this article is available here

ニュージーランドで車の免許とりました!Restricted License パート2 練習編

ニュージーランドで車の免許とりました!Restricted License パート2

最近、ニュージーランドでRestricted Licenseをとりましたので、その体験について書かせていただいています。背景情報について書いたパート1はこちら

万年Learner's licenseがRestricted Licenseを目指す

私の背景はこんな感じです:

  • 何年もずっとLeaner's license だった。
  • 日本での運転経験無し。
  • 車の運転について苦手意識あり。
  • オークランド在住。
  • 日中は仕事あり。


Restricted Licenseを取るためにしたことは下記の通り:

  • 監督者(Supervisor)との運転練習
  • 運転免許の教官との運転練習
  • 交通ルールの復習
  • Restricted License 試験 (2回目で合格しました)


このうちの最初の2つについて、このパート2記事で紹介します。




監督者(Supervisor)との運転練習 (私の場合)

ニュージーランドの運転免許取得の過程では、Learner's license取得後、Supervisor と一緒に道で練習をすることが、運転練習の基本となります。

監督者はだれが良い?

まず監督者側の条件があります。監督者の方は、フルライセンス(Full Driver Licence)を2年以上持っている必要があります。その監督者が助手席(サイドシート)に座った状態で、決まったルールや時間の範囲内で練習を進めます。私の場合、監督者は家族でした。多くの方は家族にお願いすることが多いと思いますが、友人に頼む方もいるようです。


場所はどう選ぶ?

初心者のうちは、いきなり公道に出るのが不安なので、最初の練習場所選びがとても重要でした。私は本当にゼロからのスタートだったので、いちばん最初の練習は「大きくて空いている駐車場」を使いました。ガラガラの広い駐車場に行って、まずは駐車場の中で少し運転してみて、車の感覚に慣れることから始めました。ただ、駐車場で練習できる場所と、そうでない場所(練習に向かない、またはルール上NGの場所)があると思うので、その点は必ず確認して、ルールを守って練習するのが大切だと思います。


次のステップは、やはり公道での練習が中心になっていきます。私は自宅の近くで、車の通りがかなり少ないエリアを選びました。商業施設が多く、街の端の方で、交通量が少なくて練習しやすい場所です。その中でも特に、例えばクルドサック(袋小路)や、一本道、あるいは比較的空いていて同じところをぐるぐる回れるような“ループ”が作れる道路を何か所か見つけました。


練習と上達の工程(私の場合)

練習の流れとしては、まずそこまでは監督者が運転して行きます。そして「ここなら比較的安全で練習しやすそう」という場所に着いてから、私が運転を交代して練習をしました。こうすると、いきなり難しい道に出る必要がなく、安心して練習に集中できます。


最初の頃はとにかくドキドキしますし、想像以上に疲れます。なので、1回あたりの練習時間は区切って、明るくて視界が良い時間帯、そしてなるべく混んでいない時間に練習するのが、いちばん安全だと感じました。


私は監督者同伴の練習だけではなく、AAのインストラクターさんとの練習も並行して行っていました。そのおかげもあって、監督者同伴での練習を重ねながら、少しずつ少しずつ上達していけたと思います。運転に慣れてきた後半になると、監督者同伴の練習でも駐車の練習をしたり、高速道路に乗ったりするようにもなりました。ただ、これは本当に「だいぶ後半」の話で、最初から無理にやる必要はないと思います。


まずは良い場所選び、そして長期戦です。

基本的には、NZでは、監督者同伴での練習がメインになります。だからこそ、「良い練習場所」を見つけることがすごく大切です。もし可能なら、運転試験(ドライビングテスト)の試験会場の近く、実際に試験で走ることになりそうなエリアで練習できると、さらに良いのではないかなと思います。最後に大事なこととして、Learner’s Plate(Lのマーク)は車に必ず表示しておく必要があります。ここは忘れずに、ルールを守りながら、少しずつ自信をつけていくのが一番だと思います。


運転免許の教官・インストラクターとの運転練習(私の場合)

インストラクターはどこで見つける?

私の場合は、監督者同伴の自己練習と並行して、AAのインストラクターさんとのレッスンも受けました。AAのレッスンはAAのホームページから申し込めて、万が一都合が悪くなった場合もキャンセルや振替日を選べる仕組みがあり、予約の管理がしやすくて便利でした。


AA運転インストラクターについてはこちら:AA Driving School https://www.aa.co.nz/drivers/driving-school/driving-lessons/


AAには何人ものインストラクターさんがいます。インストラクターさんとの相性もあるかと思います。最初は何人か別の方でレッスンしてみて、相性の良い一人のインストラクターさんと“合格まで伴走してもらう”という形にするのも、個人的には良い方法だと思いました。

AAメンバーならおとく

もちろん毎回費用はかかりますが、AAのメンバーだと割引が受けられます。さらに、5回分をまとめて前払いする「5回セット」のチケットを購入すると、単発よりも少し安くなります。私はこの5回セットを2回購入して、合計10回、AAのインストラクターさんと練習しました。


AAのインストラクターさんと練習するときに、最初にとても大事だと感じたのが「場所選び」です。いずれ運転免許の実技試験を受けることになるので、できるだけ試験会場の近く、そのエリアをよく知っているインストラクターさんと練習するのがおすすめです。というのも、同じ地域で試験を受ける前提なら、インストラクターさんが「試験でよく使われるルート」や「その場所ならではの注意点(難しいポイント)」を具体的に教えてくれるからです。

一回目のレッスンの模様

10回のレッスンのうち、最初の数回は本当に“初心者の腕慣らし”という位置づけでした。基本の操作に慣れること、道路状況に慣れることを中心に進めつつ、途中からは駐車の練習を入れたり、初めての高速道路はAAのインストラクターさんと一緒に走って、そこで安全に練習してから監督者との自己練習に移すようにしました。


ちなみに、初回レッスンはインストラクターさん側もこちらの運転レベルが分からない状態から始まるので、だいたいは近場をぐるっと一周して、運転の癖や熟練度を見てもらう回になりやすい印象でした。その結果をもとに、2回目以降のレッスンプランが組まれていく感じです。すでにかなり練習していて「模擬試験だけやりたい」という人を除けば、1回だけ単発で受けても、レッスンの良さを十分に活かしにくいかもしれません。

レッスン後半~模擬試験まで

レッスンの後半は、ほぼ毎回「模擬試験を念頭に置いたルート練習」になっていきました。たとえば、普段の運転は問題ないけれど駐車だけ重点的に練習したい、あるいは特定のラウンドアバウト(環状交差点)だけ不安なのでそこを集中的に練習したい、というように、ピンポイントで課題をつぶしていく形です。こういう“弱点補強”ができるのも、インストラクターさんと練習する大きなメリットだと思います。


私が特に有意義だと感じたのは、予約メニューにある“模擬試験”のようなレッスンでした。実際の運転免許の実技試験にかなり近い形で、よく使われるルートをインストラクターさんと一緒に走り、その後にフィードバックをもらえます。「ここは良かった」「ここは改善が必要」「もし今日の内容で本番を受けたら合格/不合格になりそう」といった形で、かなり具体的に評価してもらえるので、本番前の準備としてとても役に立ちました。ニュージーランドの実技試験は思っている以上に難しいと感じたので、私にとってこの模擬試験は特に重要で、受けてよかった内容です。


以上、練習の工程です。次はいよいよ、運転免許、実技試験の体験談について書かせていただきます。

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グリースストーン(Pouma, ポウナム)のネックレス作成ワークショップ

グリースストーン(Pouma, ポウナム)のネックレス作成ワークショップ

ニュージーランドのお土産として人気のグリーンストーン。マオリ語ではポウナム(pounamu)とも呼ばれています。お店で買うのも素敵ですが、「自分の手で作ってみたい」と思ったことはありませんか?


私は先日、グリーンストーンを使ってネックレスを作るワークショップに参加してきました。場所はイーストオークランドの工房で、10時スタートのほぼ丸一日コース。まずは粗くカットされた石の中から、好きなものを選ぶところから始まります。誰に贈るか、どんな人に似合うかを思い浮かべながら選べる時間が、とても良かったです。


この日のワークショップは、Halfmoon(半月)の型のネックレスを作るワークショップでした。私の選んだポウナムはこちら、左の黄色っぽい色のです。中々お店では見かけない色で、どちらかというとミュージアムで見るようなタイプ。とってもユニークな点が気に入りました!写真右側にあるのが研石です。


制作は、砥石や機械の研磨ツールを使い、少しずつ端を削って形を整えていきます。ある程度形ができたら、ヤスリと紙ヤスリで表面を順番に磨き、時間をかけてなめらかに。最後は機械でポリッシングをかけ、紐を通して完成です。紐の色も選べるのですが、私にとっては、この紐を編み込む工程がいちばん大変でした。


当日は制作だけでなく、ポウナムにまつわる文化的なお話も聞けて、ものづくりとマオリ文化の学びが同時にできたのも印象的でした。さらに、マオリ文化では「初めて作った作品は誰かに贈る」という大切なお約束があるそうです。自分で身につけたい場合も、まずは自分で使ってからでも良いと言われることもあるようですが、基本的には“最初の一つはギフトに”という考え方が根付いているとのことでした。


じゃーん、制作が終わったところがこちら。



ぼーっと手を動かしながら、石と対話する時間が楽しかったです。とても良いリフレッシュになりました。作成時間が楽しかった~。

大切な家族や友人への贈り物の意味も込めて、ポウナムを自分で作ってみるのはいかがでしょうか。時間をかけて手を動かした分だけ、完成したネックレスが特別なものになります!


今回行ったのは、こちらのワークショップです。

Aotearoa Bone and Stone 様:https://absca.nz/ 


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