2017年9月29日金曜日

ニュージーランドは春!子供と春の家庭菜園お勧めたち


ニュージーランドは春真っ盛り!先日は道路を渡る親子を見ました。春なので鳥も子育ての時期のようですね。

暖かくなってくると子供たちと家庭菜園を始めます。日本でも毎年プランターなどで少しずつ育てていました。

基本的に子供は水まきが好きですから、家庭菜園の水やりとかは喜んでやってくれます。

うまくいって美味しい野菜が少しでも育って収穫まで到達すると、子供は大喜び!!食育的にも大変良い活動だと思います。

そこで、小さなお子さんと一緒にやる家庭菜園のお勧めの植物を私の独断で選んでみました。

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おすすめその1:カブ


何と言ってもその収穫までのスピードがおすすめポイントであるカブ(=Radish)。

その中でも小さな赤カブは暖かい季節なら30日もあれば種まきから収穫まで到達できる、家庭菜園の定番です。

小さなカブは育てるのにもそれほど大きなスペースを必要できません。プランター一つあればたくさん育てられます

種をまいてから2-3日もすれば発芽しだし、日に日に大きくなってくので子供も毎日見ていて飽きません。大変おすすめです。


ただ、子供はカブの根元が赤くなり少しでも膨らんでくると「収穫したい、抜いてみたい」と言い出します。そこはグッとこらえるように言い聞かせましょう。

また、育てるのは楽しくても「僕、カブの味大好き!!」という子供は少ないと思います。

収穫したカブを子供と食べるお勧めは、ずばり和食のお味噌汁。葉っぱもカブの部分も両方入れて使えます。幼稚園などの家庭菜園のカブもたいていお味噌汁として食されています。

または、カブを薄切りにして市販のすし酢少量で漬けこめば、簡単甘酢漬けが出来上がります。超おいしいです。

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秋に家庭菜園で取れたカブたち:白い大根みたいのもありますがカブです。

おすすめその2:ミニトマト


育てるだけで園芸土や肥料などとお金が掛かるため、元を取るのは難しいといわれる家庭菜園ですが、その中でトマト系の野菜は一番元が取りやすいそうです。

うまく育てれば夏中収穫できるし、市販のトマトの値段もあまり安くないからです。

そんなトマト仲間の中でも一番簡単なのはやはりミニトマト。普通のトマトよりも小さなトマトの分、収穫が早いですし簡単です。

花が咲いてから青い実が膨らんで、赤くなっていく様子を観察するのは大人でも楽しいものです。

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成長中!去年の我が家のトマト。鉢植えでいくつか並んでいます。

種から育てることも出来ますが、しっかりとした良い品種の苗を購入するとさらに成功度が上がります

スーパーなどの安い苗ではなく、ガーデニングショップで「病気に強い」「育てやすい」と銘打たれてるお勧めの苗を購入すれば失敗しにくいです。

また、ミニトマトも品種によって、植物の生長する高さや大きさが異なります。

中くらいの鉢植えで丁度良い高さまでしか株が成長しないで実をつける種類もあれば、みるみる四方八方へ枝を伸ばして「トマトの森」を形成する力強い品種もあります。

苗・種を購入する際は、自分の庭の環境にあった育ち方をする品種を購入すると良いでしょう。


ミニトマトは子供でも好きな子が多い野菜です。きれいに洗えばすぐ食べられます。取り立てのミニトマトを流水で冷やしてパクリと食べるのは最高の贅沢だと思います。


おまけですが、ミニトマトは市販の生のミニトマトを1つ割って、そのまま植木鉢に半分埋めておくと、ミニトマトの中の種(緑のぐちゃぐちゃした部分)から簡単に発芽します

ミニトマト一個植えておくと、大量の芽が固まって生えてきます。そこから1本へ間引いて育てることも出来ますし、これを観察するだけでも面白い実験です。

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おすすめその3:イチゴ


多くの子供が大好きな果物:イチゴ。これが家庭菜園で育てば自宅でプチいちご狩りが楽しめます。

イチゴの花は白くて丸い花びらでとてもかわいらしい見た目をしています。見ていて楽しいのもお勧めの理由の1つです。

イチゴの花の中心部分が少しずつ大きくなって赤くなっていく様を眺めるのは、子供も大人も楽しめます。

ただ、市販の物のように大粒できれいな形のイチゴを家庭菜園で育てるのは中々大変です。それに、1株2株では上手に育てても、子供が食べて満足するほどは実りません

あくまで育てる家庭を楽しむ&少しでも実ったものを食べて楽しむ、という気持ちで臨むと良いと思います。

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まだ今年植えたばかりの苗です。ただいま9月こんな感じ。さすがに実の形はいびつになりそうですね…


イチゴは栽培用の種はほとんど販売されておらず、苗の販売が主です。ガーデニングショップで苗を買ってきて、イチゴ用の肥料を混ぜた土に植え替えます。プランターでも大丈夫です。

日本ではハウス栽培されており冬~初春のイメージがあるイチゴですが、露地栽培では春以降に実ります。涼しいニュージーランドの気候では春後半~夏の間収穫が楽しめます。

なお、きれいにイチゴを実らせるためのヒントとしてはPalmerのホームページが見やすかったです。https://www.palmers.co.nz/top-10-tips-for-growing-strawberries/

こちらのホームページではイチゴを食べたい人1人につき5株植えるよう書かれていますが、家庭菜園で成長を見るのを楽しむ分にはそんなにガッツリと育てなくても良いと思います。


なお、お家で育てるのは…という方にも、ニュージーランドでもイチゴ狩りが出来ます

”Pick your own strawberry"で検索してみましょう。夏場限定でイチゴ狩りをしているイチゴ農園があちこちにあり、オークランド周辺でもみつかりますよ。

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おすすめ果樹編:オレンジ・レモン・みかん


果樹を植えるならばお勧めはオレンジやレモン、ミカンなどの柑橘系です。

育てるのが比較的簡単で、木が大きくなってくるとたくさんの実をつけてくれます

小さな苗木ならば、大きな植木鉢で育てることも可能です。

かんきつ系のお花は白くてかわいらしいのも特徴です。


小さな苗木の内だけは弱いので、こまめに見て必要ならば虫よけ剤をかけてあげましょう。みかんの苗を植えたのに、食欲旺盛な何かの幼虫に葉っぱを全部食べられた人を知っています。

例えばブルーベリーなどの木は、実をつけるには種類の違うブルーベリーを2種類以上一緒に植えないと実をつけないなどの注意点があるのですが、柑橘系はそのような事もなく簡単です。


先日、ニュージーランドの某Mitre10の園芸コーナーでは、接ぎ木をすることにより、片方の枝ではレモンがなるのに、もう片方ではライムをつけるというレモン&ライム混合の苗木なんてのも売っていました。

1本で2度おいしい苗木、ぜひ植えてみたいですね。

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我が家もぜひこれから植えたいです。

ちなみに今年は他にも豆を数種類とジャガイモ、ハーブ類色々育てています。

ハーブ類は大人は好きなんですけど、緑一色なので子供は見てても「葉っぱ」くらいの認識で見ていて楽しいとは言いにくいかな?

たまに摘んで匂いをかがせると「良い匂い~」と目をキラキラさせてくれる時もありますが、子供自身が食べて楽しめるものが良いだろうと上記をおすすめとしてみました。


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