2017年8月2日水曜日

年末年始の旅行はニュージーランド航空の羽田直行便で!その2 ニュージーランド航空の航空券の価格設定について



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今までも日本とニュージーランド間の行き来には、ニュージーランド航空の直行便が大変便利でした。今年2017年からは、羽田発の直行便も出来てさらに便利になりました。日本に、ニュージーランドに、行きたくなりますね。


では、ニュージーランド航空のチケットを少しでもお得に入手するにはどうしたらよいのでしょうか?今回は「航空券だけの購入」(=ホテルなどは考慮しない)という点に限って考えてみました。

なるべく早く公式ホームページからチケットを購入する

結論から言うと、ニュージーランド航空のチケットをお得に購入するには、なるべく早い時期に、ニュージーランド航空のホームページから直接購入するというのが、一番王道かつ安くチケットを入手することができます。下記ではこの根拠について、ニュージーランド航空の価格設定についてもう少し見ていきたいと思います。

ニュージーランド航空のホームページから直接購入するとお得!

まず、ニュージーランド航空を利用するのならば、公式ホームページから自分で購入するのが一番お得です。


ニュージーランド航空は自分の会社の航空券を、インターネット上のホームページより販売しています。この価格よりも下回る価格で業者へ売っているという情報は2017年では確認できません。

そのため、いわゆる「格安航空券」というくくりで、ニュージーランド航空のチケットのみを格安旅行代理店から特別か買うで購入することはできません。これは私の推測ですが、旅行代理店を介したニュージーランドツアーでニュージーランド航空を利用する場合でも、ホテル代が割り引かれている場合はあっても、航空券は正規と同様の値段で購入されているのではないでしょうか?

このため、ニュージーランド航空から直接購入するのが、手数料などが上乗せされずにお得ということになります。直接購入と、大手旅行会社HISを介した場合を比較してみました。
写真ではよく見えなくなっていますが、両方とも12月23日東京発(24日着)の1月1日オークランド発の便で、同日に値段を確認しました。

ニュージーランド航空のホームページから購入

17万8390円ですね。

HISのホームページから購入

 18万1640円となります。


少しの違いに見えますが、このように旅行代理店を経由すると、航空券についてはむしろ割高になってしまいます。

航空券の「クラス」と料金設定

ニュージーランド航空の「クラス」設定

ニュージーランド航空の航空券には、3つのクラス設定があります。

  •  1つ目はお安くて一般的なエコノミークラス
  •  2つ目はちょっと贅沢なプレミアムエコノミークラス
  •  3つ目は高級なビジネスクラス


ニュージーランド航空にファーストクラスはありません。値段は、エコノミー⇒プレミアムエコノミー⇒ビジネスと、クラスが上がるたびに倍になっていきます。


ニュージーランド航空のビジネスクラスは、席に横になって旅をできるというのを売りにしています。プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラス、それぞれ座席がグッと広くなるだけでなく、食事や配られる備品がグレードアップされます。

また、これらの上位クラスの顧客はオークランド空港でのチェックイン後に、特別な専用ラウンジが使用できるなど、ちょっとセレブな気分にさせてくれる気配りがされています。

私自身はビジネスクラスは利用体験は無いのですが、以前、片道だけプレミアムエコノミークラスを利用した時に特別ラウンジの使用を体験して「これはちょっと高くても良いかも…」と思いました。

これら上位クラスそれぞれの魅力はたくさんあるのですが、ニュージーランド・日本間をまずは金銭的にリーズナブルに移動するという観点から、下記ではエコノミークラスでの移動に焦点を当てていきます。

ニュージーランド航空券:往路と復路は別々の価格設定

ニュージーランドを旅行で訪れる人、日本に一時帰国する人、往復券の購入を検討するのではないでしょうか。昔は出発日がとにかく重要で、出発日により往復の運賃がきまっていました。しかし今では、往復航空券を購入する場合、その往復の値段は、それぞれの片道ごとに価格設定され、その航空券代を足した合計価格となります。

つまり、往復航空券代=往路代+復路代ということになります。

往路代、復路代ごとに調節出来る

この料金設定では、自分で往路・復路の価格の調整がしやすいという点があります。

例えば、とにかく安く購入したいのであれば、出発日(往路)だけでなく、帰国日(復路)も割引対象期間=オフシーズン中になるよう、スケジュールを調整する必要があります。

オフシーズン中の旅行は無理、という方でも、帰りの日にちを数日ずらすことで、出発日の往路代金は平常価格だけど、復路代金は割安に購入して、結果として合計価格はまあまあな額にすることができます。

たまたま出発日がセール価格で安く取れそうだから、その分復路代を奮発して、帰りはプレミアムエコノミークラスで購入する、というような往路・復路別々のクラス設定での購入も可能です。


ニュージーランド航空の値段設定


さて、ここまででニュージーランド航空のチケット代は
 往復航空券の代金=往路+復路

 クラスにより値段が違う エコノミー<プレミアムエコノミー<ビジネス

…となっていました。では同一クラス内の、片道あたりの航空券価格はどのように設定されているのでしょうか?

スマート・セーバー、セーバー、フレキシという料金設定

実は、上記の「クラス」の違いとはまた別に、「料金設定の種類」というものがあります。
ニュージーランド航空のホームページ(https://www.airnewzealand.jp/)の国際線 正規割引運賃ページによると、ニュージーランド航空の運賃設定は下記のように定義されています。

  •  スマート・セーバー 説明:“期間・座席限定のお得な運賃です。お早めにご予約ください。”
  •  セーバー :“お得な運賃額に加え、Airpoints™や提携航空会社のマイルが貯まります。”
  •  フレキシ:“Airpoints™や提携航空会社のマイルが貯まり、さらに変更が何回でも可能。変更料は不要です。”

スマート・セーバー、セーバー、フレキシ価格の違いは?

最初私は上記の定義を読んでもあまりピンと来ませんでした。実は、すべてのクラスの航空券について、それぞれスマート・セーバー価格、セーバー価格、フレキシ価格が決まっています。

そしてそのお値段は下記のようになっています。
安い← スマート・セーバー < セーバー < フレキシ →高い 

例えばエコノミークラスのチケットを購入する際、うまく往復ともにスマート・セーバー価格で購入できれば往復10万円で済みますし、往復ともにフレキシ価格で購入してしまうと合計19万円くらいします。利用するのは同じエコノミークラスの座席なのに、です

スマート・セーバー、セーバー、フレキシの条件の違いは?

公式ホームページにある価格設定の定義の違いは、この3種類の販売価格について、ただ値段が異なるだけでは文句がでそうなため、少しずつ条件を変えてあるからです。

先ほどの定義をざっくりと言い換えると、
  • スマート・セーバー →セール価格だから超お得だけど、いつでもこの価格では買えませんよ。お得な分Airpointやマイルもたまらないよ。
  • セーバー →正規価格(普通の価格)ですよ。
  • フレキシ →正規価格よりもちょっと高いお値段ですよ。その代わり必要に応じて何回でもタダで変更を認めますよ。
…ということになります。

そして、一見するとフレキシ値段設定だと旅行日程を変えられて、その他だと変えられないように見えます。しかし実際には、フレキシだと旅行日程の変更が無料というだけで、セーバーでもスマート・セーバーでも手数料を支払えば変更してくれます

キャンセルをする可能性が高い、などのケースではこれらの条件も考慮したほうが良いので、各値段設定の条件を確認しておいた方が良いでしょう。→(https://www.airnewzealand.jp/fare-rules-smart-saver、他)

しかし、国際旅行のスケジュールを何度も変更する人や、キャンセル前提に計画を立てる人少ないと思います。スケジュールの変更が特に予測されなければ、この条件の違いは大変小さく、実質異なるのは購入するときの価格となります。

つまり狙いはスマート・セーバー!スマート・セーバーが無理でも、最高でもセーバー価格で購入することが、航空券を購入するときの必須条件となります!

ここまでのまとめ

  • ニュージーランド航空券のみを買うなら、公式ホームページからの購入が安い
  • ニュージーランド航空の往復航空券代=往路代+復路代で、往路代、復路代はそれぞれ別々に決まっている。
  • まずは予算でエコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラスから決める
  • 各クラス内にスマート・セーバー、セーバー、フレキシ価格が設定されているので、できればスマート・セーバー、最悪でもセーバー価格での購入を狙おう!


渡航の時期はいつでも良いから、ただ底値で安くニュージーランド航空を利用したいのならば、料金設定の安いエコノミークラスの航空券を、往路、復路ともに一番安いスマート・セーバーの設定価格で、公式ホームページから購入するのが一番お得となります。

次回は、お手頃価格なエコノミークラスに限って、実際にスマート・セーバー、セーバー、フレキシ価格の違いや、年末年始などのピークシーズンになるべく安く購入するコツを考えてみたいと思います。

続く→その3

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